東南アジア農村放浪記

途上国の農村に訪れたときの体験記、学びを綴る

なぜ、途上国の農村訪問をすすめるのか

初めて途上国の農村に行ったのは、今から4年前の夏だった。

その時は特に農村に行きたいという思いもなく

ただ、何となく大学の友人をマネてスタディーツアーに参加した。

 

場所はタイのチェンライというバンコクから遠く離れた場所である。

そのため、夜にバンコクに着いてすぐに夜行バスに乗り込み

12時間ほどかけて北部に向かった。

 

1週間のプログラムであったが、その中で一番思い出深いのはやはり

ラフ族という山岳民族の住む村での3日間のホームステイである。

特に、そこに住む子供たちと遊ぶのはとても楽しかった記憶がある。

子供たちはいつも笑顔で、些細な事でもすぐ笑ってくれた。

 

それが自分の中でうれしく、コミュニケーションをもっと取りたいという

気持ちになり、参加の際にもらったしおりを元に言葉を積極的に使っていった。

その結果、より心の距離が近づき仲良くなれた気がした。

 

そのころから現地の言葉を使う重要性を学んだのだと思う。

テレビもなく、娯楽もほとんどないのだが人との関係を一番大切にする

生活スタイルに共感し、農村にはまっていった。

 

しかし、新鮮な生活だと言って笑ってばかりはいられない。

なぜなら、その村には日本では考えられないような問題があったのだ。

それは村で収入が得られないために、10代半ばの子供(特に娘)を都市に売る家庭が

多くあるという事実である。

売られた後は、都市で売春や重労働、考えただけでも恐ろしい・・・

 

確かに考えてみると、村には小学生くらいの子供は多くいたが中学生以上の

子供はほとんど居なかった。

新鮮で楽しい生活だと言って、舞い上がり、その現実を見逃していた自分を

そこで初めて恥じた。

実際、一緒に遊んでいた子供たちも近い将来、大いに同じ道を辿る可能性がある。

 

その頃から途上国の農村部に貢献する事で、収入を得るために子供を売るしかない

という限られた選択肢を広げたいと思い始めた。

そのため、近い将来、社会起業家として途上国と日本に貢献できるビジネスモデル

を実現する事で、自分が今までお世話になった村人を含めた農村部と故郷日本に

恩返しをして行きたいと思う。

 

そして、最終的には自分にこのような目標を与えてくれたラフ族の子供たちが

売られるという可能性を無くしたい。

 

今回は少し長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。

次回はタイの次に出会ったフィリピンでの経験を綴りたいと思います。

 

追記

今回紹介したプログラムは、ミラー財団というタイのNGOが主催しているものです。

もしご興味あれば、現在もツアーを催行しているので

時間のある方は参加してみてほしいと思います。 

http://volunteers.exblog.jp/