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東南アジア農村放浪記

途上国の農村に訪れたときの体験記、学びを綴る

カンボジアでの生活【第3弾】

2部からかなり期間が開いてしまいましたが、

今回は3部構成の最後にカンボジアで生活する中で感じたことを綴りたいと思います。

 

私自身、かものはしプロジェクトのオフィスが

シェムリアップの都市近郊にあるため農村より都市で生活する方が長かった。

都市とは言っても、バンコクやデリー、ホーチミンなどとは異なり、

高層ビルがほとんどなく、人がごみごみしておらずかなり住みやすく安全であった。

 

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(シェムリアップにある世界遺産アンコールワット)

 

まず初めに、シェムリアップは私が持っていた

カンボジアのイメージとはかなり違った。

おしゃれで落ち着くカフェ、

格安でおいしい料理を提供しているレストランが数多くある。

 

インフラに関しては、インドの地方に比べれば停電もそこまで頻繁に起こらず、

長距離移動したければバスが定期的に走っているため

かなり住みやすい環境であった。

もちろん、日本ほどではないが都市はインフラがかなり整っていると言えるだろう。

 

カンボジア人に関しては、旅行客などの外国人から

ぼったくるという考えがあまりないように感じた。

国民性か習慣によるものかは分からないが、

食べ物や商品を買うときに高く請求されたことはほとんどなかったように思う。

 

しかし、都市であっても英語や日本語を話せる人はかなり少数であり

不便を感じることなく生活するにはやはり「言葉」は必須であった。

そこで、カンボジアで生活する中で私が一番注力した事は

「現地の言葉を使ってのコミュニケーション」である。

 

カンボジア公用語クメール語である。

クメール語さえマスターすれば、

基本的にカンボジア国内どこに行っても通じるようだ。

 

やはり、他の文化や習慣の中で生きる人のことを理解するには

まずその人たちが「普段使っている言葉」が重要なツールだと感じた。

よく英語においても言われるように、ただ言葉が話せて聞けるだけでは不十分で

コミュニケーション力の方が重要だとよく言われる。

もちろんその通りだと思う。

 

ここで、コミュニケーション力と言っても様々な定義があると思うが

私は、「どんな言葉」を「どのようなタイミング」で使えるかが

その能力を計る重要なものさしであると考えている。

 

ここで、一つの場面を例に挙げたい。

「タイミング」としては、1日のうちに1回以上は必ずある食事

「言葉」は、まずその国民がよく食べるもの

カンボジアだと「米」、フィリピンだと「魚」、ウガンダだったら「バナナ」。

さらに「おいしい」と「好き」。

 

この3つの単語さえ知っていれば、食事の際に米が出たときに

「米、おいしい」

そして

「好き」

と言えれば多少なりとも笑いが生まれる。

「こんなことで?」と思われる方もいるかも知れない。

機会はなかなかないかも知れないが、

異文化に足を踏み入れた方にはぜひ実践して頂きたい。

 

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(農村での食事ー鶏肉とご飯)

 

私の場合は、この方法で言葉を学ぶ楽しさを知り、

「使える言葉」と「使うタイミング」を見つけ

カンボジアでは5ヶ月間で様々な会話をして

色んな人たちの考え知れるきっかけになったと思う。

 

カンボジア人と話していて一つ驚いたのは、

土地をほとんど持たない農民が

昼食も取れないくらい忙しいにもかかわらず、十分に稼げていないという事実だ。

いわゆる「小作人」と呼ばれる仕事に従事している人である。

 

他人の土地を耕し、日給として賃金をもらうか

土地を借りて米を作り、賃料としてお金や米を支払う。 

賃金や賃料は地主に寄るところが大きいため

小作人が交渉権を持つのは難しいのかもしれない。

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 (笑顔で牛を操る、ホームステイ先の母) 

 

インターン先であるかものはしプロジェクトについて3部にわたって綴ってきたが

5ヶ月と言う長い期間、活動に携わる機会を頂いたことにかなり感謝している。

興味のある方はどんな形であれ、ぜひご参加頂きたい。

説明会も随時開催しており、サポーター会員となって頂ければ

カンボジアの工房訪問は無料で、手厚い説明と案内が得られると思う。

 

それ以外にもボランティアやインターン

プロボノなど色んな関わり方があるのが特徴だ。

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http://www.kamonohashi-project.net/support/

 

実は、最近同じ部署の先輩がかものはしの説明会に参加してくれて

なんと「サポーター会員」になって頂けた。

活動に共感して頂けて、仲間が増えて嬉しかった。

これから私自身、どんな立場で活動に関われるか模索中だが

自分にできる方法で関わって行きたいと思う。