農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

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カンボジアの市場【第1弾】

約2年ぶりの更新となりました。
今回は、半年ぶりに3泊5日で行ってきたカンボジア旅行に関して2部にわたって綴ります。

 

私自身、ある会社で植物工場事業の立ち上げに参画しており、シェムリアップにおける米や野菜の市場を調べてきた。
メモ程度ですが、海外におけるアグリビジネスに興味ある方はぜひ参考にしていただければと思う。
お米:55.8円/kg(脱穀前40.3円/kg)
リーフレタス:124円/kg
パプリカ:124円/kg
トマト:155円/kg
レッドキャベツ:248円/kg
スイカ:(大)93円/個、(小)31円/個

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お気付きの通り、日本人の感覚からするとお米を筆頭に食材はかなり安い。
しかし、所得に対する食材の価格は日本と比較しても大きく変わるものではない。

下記、カンボジアと日本の「最低賃金に対する米価を比較」してみた。
カンボジア最低賃金18万9千円(2015年)であるため、年間に米が3,400kg購入できる。
日本:最低賃金170万円(2015年)であり、360円/kg程度でお米を購入できるため、4,700kg購入可能
※時給:888円、8時間/日で20日労働と仮定

ちなみに、リーフレタス:124円/kgで購入できる原料などを調理して提供する市内のレストランでは、サラダセットが372円であった。値段は日本の物価からしても安いものではない。

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ここから、原料を加工していかに付加価値を出すかが重要かが分かる。


カンボジアGDPのうち、15%は国際観光収入が占めており、海外からの旅行者が外貨の獲得に貢献し、経済発展の基盤となっている。

※日本では3%程度

 

今回は米や野菜などの一般的な食材に関してまとめたが、次回は日本では手に入らない原料について綴りたいと思う。