農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

「農業×Web3」で農業をアップデート!

2021年末から脚光を浴びるキーワード「Web3」

そんな「Web3」を農業界に持ち込むべく、
イデアをまとめた一冊を出版しました!

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農業×Web3本
農業に携わっている方だけではなく次のような方を対象としています。
✓「Web3」のような新技術の仕組みに興味のある方
✓ 農業を掛け合わせた新規事業を検討している方
✓ IT関連の注目ワードに対する理解を深めたい方
本書では「農業×Web3」をキーワードに
新たな事業立案のきっかけづくりをゴールとしています。
 
目次

「農業×Web3」本のミッション

なぜ、農業は儲からないのでしょうか?
豊作貧乏」「豊作飢饉」「二束三文」「米価下落」
農業に対して、ネガティブな印象を与える言葉は数多く存在します。

〝儲かる農業〟実現には、
「常識を打ちこわす姿勢」と「実行力」が必要不可欠です。

そこで、農業界に新たな技術や発想を掛け合わせて
「Metagri=農業の常識を超越する」の実現を目指しています。

価格勝負に陥ることなく、新たな視点で挑戦し続けることが、
結果的に〝儲かる農業〟の実現につながります。
本書では「農業×Web3」をキーワードに
新たな事業立案のきっかけづくりをゴールとしています。

「メタマルシェ」構想

生産や出荷履歴をブロックチェーンに記録する農家が儲かる!
そんな仕組みがないことには、作るだけでも一苦労な農業において
「Web3」の仕組みは農業界に浸透するはずもありません。
そこで、「メタバース×マルシェ」により
〝メタマルシェ〟の構想を練っています。

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メタマルシェ構想のイメージ

「農家がメタバース上でアバターを立てて広告する」
メタバース上で農地情報を登録し、ボタン一つで農家のもとに移動できる」
そんな仕組みを〝メタマルシェ〟では実現します。

一方で、実現に向けては「技術的」な課題も多分にあります……。
そこで、「Metagri研究所」のコミュニティを立ち上げて、
「まずは小さく始めてみる!」を合言葉に活動を始めています。

 

 書籍概要【目次】

第1章 脱GAFAから生まれたキーワード……、それが「Web3」
第2章 アップデートされてゆく農作物の販売方法と見えてきた課題
第3章 Web3で農業をアップデートする!
第4章 「Metagri研究所」でWeb3×農業を一般化する世界を創り上げる
読者特典 Metagri研究所で「農業×Web3」構想を一緒に実現しませんか?


発売記念キャンペーン

100セット限定でMetagriシリーズ【NFT編】【DAO編】【Web3編】
を3冊まとめ買いセールを実施中です。

ぜひ、これを機会にWeb3の世界に足を踏み入れませんか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

暗号資産のバナナコインが暴落の真っ最中~買い増しに挑戦!~

「えっ、購入時の半値に値下がっている……」

1月にバナナコインの存在を知り、
目指すビジョンに共感して、即決で380枚を購入した。
villagehunter.hatenablog.com

その後、1ヶ月ほど放置していたが、
久しぶりにバナナコインの価格を確認してみた。

すると、1月 購入時価格0.7$の半値である、「0.3$」まで下落していた。

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止まらないバナナコインの下落曲線

※引用元:CoinGecko

1月時点では380バナナコインを2万円近くで購入していたため
半値の1万円にまで落ち込んだことになる。

そこで、今回は「ナンピン買い※」と呼ばれる投資スタイルで、
買い増しを続ける手法の紹介に併せて、
新たなバナナコインの可能性について綴る。
※価格が下がったときに、あえて買い増して
「平均購入単価を下げる」投資スタイル。

暗号資産に手を出したことがない方はもちろん、
暗号資産に投資している方にとっても
有益な情報をまとめているので、
楽しみながら読み進めていただきたい。

 

目次

 

ナンピン買いで1.5トンのバナナオーナーに

人は利益と損失が同様であっても損失回避をする生き物である。
そのため、損失の痛みは利益のよろこびの「2.25倍」苦しいと言われている。
※参考『「損」を恐れるから失敗する、和田 秀樹(著)』

プロスペクト理論と呼ばれており、
日本語では「損失回避性」と訳されている。

 

今回のバナナコインの場合、2万円から1万円に値下がりしたため、
「1万円の損失が発生」したことになる。

心理的には「2.25万円」の利益を得た時と釣り合う感覚であり、
損切りをするにも勇気が必要。

そこで私は〝価格の反転〟を狙い、
ナンピン買い」戦略で
4万円近くを追加投資する方に舵を切った。

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倍プッシュで1512バナナコインに

結果、1100バナナコイン強を買い付けて、
総計1,512バナナコインを保持する結果に……(笑)。

「バナナコイン」が発行された背景には
ラオスのオーガニックバナナビジネス拡大に向けた資金調達のためだ。

設計として、「1バナナコイン=バナナ1kg」に相当するため、
ラオスのバナナ農園に行けば、1.5トンのバナナと引き換えられる。

一人1kgも食べられないだろうから、
数千人の方々と一緒に現地に訪れないと消費しきれない量だ(笑)。

バナナコインを運用する方法がある

暗号資産の魅力的な点は、
トークンを預けることにより利息のように暗号資産を稼げる」点である。

バナナコインを運営する「ApeSwap」においては、
「Pool」と呼ばれる方法でバナナコインを稼ぐことができる。

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Poolしたバナナコイン

今回は試しに、306バナナコインをPoolしてみた。
利回り(APR)は61%のため、
1年間Poolすれば、492バナナコインになる計算だ。

FXをやったことがある方であれば、
スワップ金利」のようなイメージが分かりやすいかもしれない。

リスクとしては、バナナコインの値下がりはもちろん
信用や人気が無くなり消滅するリスクである。

既に購入時から半値になっているので、
さらに値下がりする可能性も大いにある。

身銭を切って買うことで理解は深まる

何でもそうであるが、身銭を切って挑戦すれば、
それが自分事となり、仕組みを理解するモチベーションが生まれる。

今回のバナナコインの「Pool」については、
バナナコインに投資するまでは知らなかった概念である。
調べると、DeFi(分散型金融)と呼ばれるものである。

似たようなサービスで「Lending」(バナナコインの貸し出し)
も存在し、756バナナコインを支出してみた。

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Lendingにも挑戦

PoolもLendingも、正直、仕組みはよくわからない。
詳しくは勉強する必要があるが、
今までの中央銀行のような〝中央集権型〟ではなく、
個人同士で貸し借りをする〝分散型〟を前提とする仕組みだそうだ。

何か一つのテーマを決めて、
少額でも身銭を切ってみてはいかがだろうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

二束三文……、表舞台に出てこない〝規格外リンゴ〟を光らせる学生たち

「買い物はECサイトで」「食事はデリバリーで」……

デジタル化が進み、テレワークが一般化する中、
外出せずに買い物や食事を済ます機会が増えたのではないだろうか?

そんな状況下、ITを駆使して農家をオンラインで支援する方法がある。
直接、農家さんのもとに足を運ばなくても、
オンライン上で関わりを持てる時代である。

そこで、今回は学生主導でリンゴ農家を支援する事例を紹介したい。

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規格外品でも輝ける!

目次

 

青玉(あおだま)リンゴプロジェクト始動!

今回、立ち上がったプロジェクトは
市場には流通しない〝規格外リンゴ〟のブランディングである。

ブランディングの対象は「青玉」と呼ばれる、
名前の通り色づきが悪く、赤くなりきらないリンゴである。

「青玉」は日陰で生育したリンゴのため、光合成が不十分である。

二束三文で買い叩かれる規格外のリンゴたち

そのため、糖度が乗りきらず、「加工用リンゴ」として
市場で買い叩かれている。

一般的なリンゴの卸価格は次のグラフのように ㎏あたり3~500円である。

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リンゴの卸売価格

しかし、「青玉」は ㎏あたり50円以下である。
一玉100gの場合、たった「5円」……。

収穫にかかる人件費はもちろん、
農薬の費用さえも回収はできない価格設定である。
捨てるよりはマシではあるが、
「青玉」は採算がまったく合わない〝規格外リンゴ〟である。

二束三文で取引される「青玉」に第二の人生を与えたい!

「青玉リンゴを表舞台で輝かせたい」

そんな学生たちの想いから、
「青玉」のブランディングプロジェクトが立ち上がった。
しかし、「青玉」と言っても、一般的には まったく馴染みがない。
認知度を高めるために5つの観点から、
情報発信するために独自サイトを作り上げた。

  • 「知る」:なぜ、青玉リンゴができるのかを写真と共に紹介
  • 「関わる」:リンゴ農家のマイブームを公開して
    関わる気軽に関わるきっかけづくり
  • 「食べる」:用途を伝えるためにInstagramでレシピ集を公開
  • 「買う」:注意事項を紹介した上で、3㎏ 2,300円で販売
  • 「聞く」:気になることを何でも聞ける意見箱

生産者であるフルプロ農園のストーリーを載せたり、
青玉のレシピを紹介したり……、
まずは知ってもらうことを目的としたサイトである。

実際のサイトはこちら。

「青玉」知らないの?

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青玉サイトイメージ

http://aodama.shinshu-fruits.com/

 

今回、青玉プロジェクトの紹介をしたが、
現在、販売している書籍『耕すだけが農業ではない!』では
Z世代の生の声を載せている。

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Z世代向け農業本、好評発売中!

https://amzn.to/3oVRrZd

ぜひ、併せてお読みいただけると嬉しいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

【第3弾】「web3」で農業をアップデート~メタバースでマルシェを始める!~

メタバースってVRゴーグルをつけて遊ぶゲームだよね!?」

半分正しいが半分間違っている。

なぜなら、メタバースはただのゲームと捉えて、
「私はゲームをやらないから……」と見過ごすのは
あまりにも危険であるからだ。

最近、大手企業がメタバース関連事業に参入するニュース記事が増えた。

テレ朝のようなテレビ局やパソナのような人材会社など
ゲーム関連事業を手掛けない企業までも、
メタバースに可能性を見いだし始めている。

そこで、今回はweb3第3弾として、
メタバース」で農業がどう進化するかを紹介する。

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メタバースの可能性

メタバースをまだ始めていないが、
興味を持っている方にこそ読んでいただきたい。

目次

 

メタバースの風向きが変わった〝きっかけ〟

メタバースの言葉が出始めたのは、今から30年前である。
それは、小説「スノウ・クラッシュ」の
著者ニール スティーヴンスンが
提唱し始めたことに遡る。

そんな過去から存在する言葉「メタバース」が
なぜ、最近になって浮上してきたのか?

それは、やはり「web3」の技術が整ってきたことにある。

「web3ってそもそも何?」という方は下記の記事をご覧いただきたい。

villagehunter.hatenablog.com

そんな環境の中、あのSNSで有名な「Facebook」が
会社名を「Meta」に改名してリブランディングした。

社名変更理由の一つとして
メタバースへの投資に注力していく」と、
CEOのマークザッカーバーグ氏は話した。

そこから一気にメタバースへの注目が高まったのだ。

そもそもメタバースとは、〝仮想空間〟のことを表しており、
「web3」上のメタバースは現実とリンクしていくだろう。

そんなメタバースは、農業界隈にも変革を起こすはずだ。

メタバース上で広告をする時代

「農家がメタバース上でアバターを立てて広告する……」

そんな時代は近いと想像する。

メタバース上では農地の情報も近い将来登録できるだろう。

実際に昨今いろいろなアプリケーションや、
サービス内でメタバースが立ち上がっている。

Twitter上で感度の高い農家の発信を見てみると、
「cluster(クラスター)というメタバースのアプリを利用している」
Tweetを散見する。

メタバース上ではアバターを作成し、
リアルタイムで仮想の自分を操作しながら、
農家ならではの情報発信ができる。

今までは、消費者が農地のある現地に足を運び、
農作物を実際に見る機会はあまりなかった。

しかし、メタバースの革新により、
消費者は家に居ながら生産現場を実体験さながら楽しめる。
そして、農家は消費者と交流しつつ、
農作物をメタバース上で販売もできるだろう。

決済はもちろん、web3上の財布「メタマスク」で
ID/パスワードなしでサクッと購入できる。

メタバース上でのコミュニティの形成によって、
広く浅いファン作りから、深くて太いファン作りへ
消費者は移行していくはずだ。

たとえ見ず知らずの相手であっても、
メタバース上で農家と消費者の間に深い関係性を築くだろう。

しかも、購入後のレビューや感想を購入したファンと、
まだ購入していない消費者との間でも可能である。

心理学では「ウィンザー効果」と呼ばれているが、
本人が直接伝えるよりも、他者の口コミの方が
2割以上の効果がある。

農家は他の人には伝えられない情報を発信し、
既存のファンにはレビューを伝えてもらうことで、
今までにない広告の形でアプローチできる。

そんなメタバースで農家が直売所を運営して販促する、
メタバースマルシェ」が実現する日も近いだろう。

web3を土台とした、農作物を買える世界に
魅力を感じてきたのではないだろうか?

農業をweb3でどう変革するか、
Kindle出版も予定しているので期待していただきたい。

【読者特典】こだわり農産物プレゼントキャンペーン
参加方法などの詳細は本書の巻末をご覧ください。

現在、MetagriDAO構想始動キャンペーンで
“こだわり農産物”が当たるキャンペーン実施中!

期間限定で特別価格で販売中ですので、一読頂けると嬉しいです。

prtimes.jp

<キャンペーン期間>
2022年1月30日(日)~2月22日(火)

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

【第2弾】「web3」で農業をアップデート~ブロックチェーンで産地偽装を防ぐ!~

ブロックチェーンでトレーサビリティが担保できる!?

今回は3弾にわたって「web3×農業」をキーワードに
「web3」の可能性を紹介したい。

第1弾では、「web3とは何か!?」を紹介した。

villagehunter.hatenablog.com

 

第2弾では、「ブロックチェーンで生産方法を見える化する」をテーマに
トレーサビリティとして活用する方法を紹介する。

✓ 「web3」をどのようにして農業へ応用する方
✓ 企業で農業を掛け合わせた新規事業を検討している方
✓ IT関連の注目ワードに対する理解を深めたい方

そんな方にこそ読んでいただきたい。

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ブロックチェーンの可能性

 

目次

 

ブロックチェーンとは何か……

ブロックチェーン〟とは、「情報を暗号化して管理する」技術である。

おそらく〝ブロックチェーン〟と言えば
ビットコイン(以下、BTC)」を思い浮かべる方が圧倒的多数だろう。

BTCは暗号資産の一つであり、確かに認知度はかなり高い。
2019年のある調査では**認知度「91・7%」**であり、
年齢層と比例して高まる傾向がある。
マクロミルとHashHubの調査より(2019年8月)

そんな〝ブロックチェーン〟を語る上で、
外せないキーワードが「互換性」である。

現在、〝ブロックチェーン〟と一口に言っても
複数種類の基盤が存在する。
例えばBTC以外では、
イーサリアム(ETH)やネム(XEM)が存在する。

仮に、あなたがBTCを保有して、
ETHに変えたくなった場合、どうすればよいだろうか?

ブロックチェーン〟に「互換性」があれば、
「BTC→ETH」とすんなりと変換できる。

しかし、現状、〝ブロックチェーン〟には「互換性がない」。

そのため、「BTC→日本円→ETC」と、
一度、日本円のような通貨を経由する必要が生じるのだ。

これは〝ブロックチェーン〟の大きな欠点である。

この課題の背景には、
「各ブロックチェーンネットワークが異なるルール」
で運用していることがある。

そこで、「インターオペラビリティ(日本語で相互運用性)」と呼ばれる、
異なるブロックチェーン同士を繋ぐことができるようにする
仕組みが研究・開発されている。

そんな発展途上の〝ブロックチェーン〟技術を用いて、
トレーサビリティ実現を目指す実証実験を紹介したい。

ブロックチェーンで生産過程を見える化する!

最近、産地偽装で話題となっているのは、
「熊本産アサリ」である。
この偽装問題も、〝ブロックチェーン〟を導入すれば解決することが可能だ。

繰り返しになるが〝ブロックチェーン〟とは、
「情報を暗号化して管理する」技術である。

そんな〝ブロックチェーン〟の技術を用いて、
生産過程を見える化する実証実験を紹介する。

その取り組みは、九州の宮崎県綾町で実施された。

www.coindeskjapan.com

有機農業発祥の地である綾町で作られた野菜が、
次のような情報を消費者がQRコードを読み取って確認できるようにした。

  • どのような土壌で育ち
  • いつ誰が作付けをして
  • 誰の手によって収穫されて
  • いつ出荷されたか

もちろん、情報を蓄積するのは一筋縄ではいかない。
しかし、実証実験を進めるため、綾町ではすべてをデータ化した。

東京都心で開かれた朝市に綾町の野菜を出荷したところ、
計240個用意していた商品がわずか2~3時間で完売した。

ブロックチェーンによるトレーサビリティ実現により
消費者は今までより安心して買える可能性を秘めているのだ。

一方で、ブロックチェーン導入にかかるコストはもちろん、
データ取得の仕組み構築はカンタンではない。

ブロックチェーンで情報を載せた農作物を
さらなる付加価値で売る仕組みがないことには、
普及しないと考える。

そこで、現在、ある米農家と共に、
ブロックチェーン×アート」の発想で
お米のブランディングに繋がるプロジェクトを進めている。

今秋にはリリースを予定しているので改めて紹介したい。

 

次回は、「メタバースでマルシェ出店」をテーマに
農業をweb3でどう変革するかを紹介する。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

【第1弾】「web3」で農業をアップデート~web3とは何か!?~

最近、「web3」ってよく見聞きするけどなんだろう……

そんな疑問を持つ方も多いと思う。

そこで、今回は3弾にわたって
「web3×農業」をキーワード
「web3」の可能性を紹介したい。

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あふれるweb3の可能性
  • 「web3」のような新たな仕組みに興味のある方
  • 企業で農業を掛け合わせた新規事業を検討している方
  • IT関連の注目ワードに対する理解を深めたい方

そんな方にとって有益となるよう執筆している。
読み終えた後には、「web3」を掛け合わせた事業づくり
のきっかけになれば嬉しい限りである。

目次

web3の登場した背景はGAFAの課題!?

web3があるからには、web1やweb2もある。
次の表がそれぞれの特徴である。

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web1/web2/web3の説明

※引用元:未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス(森川 夢佑斗(著) )

 

なぜ、web3が出現したのか……。

それは、web2におけるプラットフォーマーである
GAFAの権力が拡大しすぎたことにある。

従来のインターネット(Web2.0)の世界は、GoogleAppleのような巨大プラットフォームという市場の元締めとサービス提供者という個人商店を中心としたものでした。一方、新しいWeb3.0の世界はDAppsという自動販売機を介して個人間で取引をするものになっていきます。

書籍『未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス』より

オンライン上における私たちの行動データが
プラットフォーマーたちの利益に繋がっている。

一つ、分かりやすい事例がGoogleの運営する「YouTube」の収益構造である。

仮に、YouTubeへ動画を配信し続けて、
視聴者数を地道に増やして100万人の登録者数を獲得したとしよう。
登録者100万人を実現すれば、スポンサー収益がそこそこ得られるだろう。
しかし、YouTuberたちは収益の一部をプラットフォーマーである
YouTubeへ支払っていると言っても過言ではない。

なぜなら、スポンサーは広告を掲載するために、
YouTubeへ安くはない広告費を支払っているからだ。

スポンサーから得た広告収入の一部を動画配信者である
YouTuberへ支払っているのである。

また、YouTubeは視聴者の性別や年代や住まいのような「属性データ」を
有効活用して、スポンサーが狙う層へ広告を届けることも可能である。

私たちの貴重な個人データがYouTubeの資産になっているのだ。

プラットフォーマー不在!? 「web3」の可能性

web3の大きな特徴は、
「中間に管理者がいない状態」で取引可能なことだ。

この夢のような仕組みが成り立つ背景には
ブロックチェーン〟と呼ばれる技術がある。

ブロックチェーンとは、
「情報を暗号化して管理する」技術である。

ブロックチェーンで取引すれば、
従来の管理費や人件費が発生しない。

必要な費用は、「ガス代」と呼ばれる手数料がある。
それは、トランザクション(決済時の取引)の際に支払う手数料である。

そんな今まではブロックチェーンの取引で発生した「ガス代」も、
技術革新により、「ガス代」がかからない暗号資産も台頭している。

IDやパスワードなしで取引できる!?

これまでの決済に関わるシステムでは、
次のような流れがあった。

  • アカウントを作成する際に、メールアドレスが必要である。
  • 個人情報の細かい初期登録が必要である。
  • 作成したアカウントに、クレジット情報やスマートペイを紐付けする。
  • 登録した情報が企業に集約され、DMやプッシュ通知が大量に届く。

しかし、web3が主流となる世界では、
決済において面倒な登録や、設定が必要なくなる。

登録不要で次の2ステップで決済が完了してしまうのだ。

  • ウォレットに仮想通貨を送金する、または、取引所で購入しておく。
  • 個人のウォレット(メタマスク)から、決済するアドレスへ送金する。

イメージとしては、これからのネット決済は
私たちがスーパーに行って財布からお金を払うことと何ら変わりはない。

たとえ、初めて購入するECサイトであっても、
住所や名前のような個人情報を記入する必要がなく、
サクッと決済して買い物ができるのである。

web3を土台とした、買い物に魅力を感じてきたのではないだろうか?

そこで次回は、「産直プラットフォームの危機」をテーマに
農業をweb3でどう変革するかを紹介する。

【読者特典】こだわり農産物プレゼントキャンペーン

現在、MetagriDAO構想始動キャンペーンで
“こだわり農産物”が当たるキャンペーン実施中!

参加方法などの詳細は本書の巻末をご覧ください。

期間限定で特別価格で販売中ですので、一読頂けると嬉しいです。

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<キャンペーン期間>
2022年1月30日(日)~2月22日(火)

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

【くさおか農園編】物珍しい野菜「マコモダケ」と米粉専用「こなだもん」で差別化を実現!

あなたは「マコモダケ」の言葉を聞いたことがあるだろうか?
「タケ」が名前に入っている可愛い名前であるがキノコの仲間ではない。
筍とエリンギを足したような食感で、味にクセがなく、アクもない野菜である。

前回の記事で紹介したが、
これからの農業は「タネからネタを収穫する」発想が
〝儲かる農業〟実現に必要不可欠である。

villagehunter.hatenablog.com

 

そこで今回は、「マコモダケ」という変わり種の野菜を
生産・出荷している「くさおか農園」の田中まゆみさんを紹介する。

www.tabechoku.com

 

新たな発想で農業に取り組む農家さんなので、
これからの農業の変容に興味のある方にこそ読んでいただきたい。

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くさおか農園

目次

 

祖父から田んぼを引き継ぐ

田中まゆみさんは滋賀県長浜市で就農している。
現在は、3haの田んぼを祖父から受け継ぎ、
一人が食べられる規模の栽培を手掛けている。

受け継いだ土地の8割が「田んぼ」であるため、
お米の出荷がメインとして生計を立てている。

先祖の技術を受け継ぎ、味はピカイチのお米である。

ECサイトでの直販も手掛けているため、
旬の秋には、ぜひ食べてみていただきたい。

kusaokanoen.thebase.in

あのプラットフォームで話題となった「マコモダケ」

田中まゆみさんはお米以外にも複数の野菜を生産販売している。
その一つが冒頭で紹介した「マコモダケ」である。

マコモダケ」の生産を始めたきっかけは
田中まゆみさんの父が、お試しで畑に植えたことに遡る。

ラクターも入れないような農地に
「何か植えるものはないか」と、
どこからか仕入れてきた苗を植え始めたのだ。

初めての栽培にもかかわらず、順調に育ち収穫もできた。

マコモダケ」はイネ科。
田んぼで栽培できるため、
田中まゆみさんの農業との相性も良かった。


試しに、あの有名な産直通販サイトで販売したところ
可愛い名前と物珍しさから飛ぶように売れた。

www.tabechoku.com

もちろん、「マコモダケ」による収益は農業収入全体のうちの一部ではあるが、
話題性を集める役割は十分に果たしたと言えるだろう。

今では、近所で「マコモダケ」苗を欲しがる農家が増えてきた。
田中まゆみさんは苗を欲しがる方には惜しみなく融通している。

この取り組みは、農業界ではかなり珍しい。

なぜなら、市場原理から考えて「供給が増えると価格は下落する」からだ。
そのため、苗はもちろん、農業技術を他者へ渡すことは一般的ではない。

たしかに、〝誰もが欲しがる珍しい農作物〟であれば、
苗を自分だけのものにした方が売上にはつながりそうだ。

しかし、田中まゆみさんは、
そのような考えに〝得〟はないと考える。

✓「地域があるからこそ、農業に取り組めている」
✓「自分の手の届く人から喜んでほしい」
✓「顔が見える人を喜んでもらうことを最優先にしている」

そんな、感謝の心と謙虚な姿勢があるからこそ、
地域でも応援を集めているだろうと想像できる。

提供する農産物への想いは過去の原体験から

田中まゆみさんは過去、アレルギーに苦しんだ経験がある。

そんなとき、「食事療法」と呼ばれる
日々の食事の見直しによって症状が改善した。

その原体験から、

「同じ様な悩みを持つ人の助けになるようなものを提供したい!」

という想いを持つようになった。

パン専用のお米「こなだもん」の可能性

ここで、新たなお米の品種を紹介する。
それは、パン専用の品種「こなだもん」である。

www.naro.go.jp

マコモダケと同様、どこか愛着の湧くネーミングである。

この「こなだもん」の特徴はパンのふくらみを良くする点である。
実は、これまで生産されてきた米粉でパンを作る場合、
ふくらみづらい課題があった。
その課題を「こなだもん」では解決できるのだ。

また、小麦アレルギーの方でも美味しく安心して食べられる
米粉から作ったパンの市場は大きいだろう。

「こなだもん」の生産によって
お米が秘めている可能性がさらに高まりそうだ。

パンがふくらむ米粉を試したい方はこちらから♪

kusaokanoen.thebase.in

田中まゆみさんのように
これまで注目されてこなかった品種の栽培に取り組むことで、
新たな顧客を開拓できる可能性が高まる。

「地域で愛される、その地域にとって当たり前に存在する農家になりたい。」

そんな想いを胸に秘めて農業にひたむきに取り組む姿勢こそが
ファンを集める秘訣だろう。

これからの活躍が楽しみである。

 

これからの農業はファン集めが重要な要素である。
SNSの有効活用もなくてはならない。
そこで、「Z世代向け農業マーケティング」をテーマにした
Kindle出版執筆中である。
他にはない情報を盛り込むため期待していただきたい。

amzn.to

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。