農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

【第2弾】「農業DeFi=FarmFi」で農業資金調達を実現!~農業金融を牛耳る農協~

あなたは「農業金融」と聞いてどんなイメージがあるだろうか?

✓農業の生産量拡大に向けた資金調達
✓海外輸出向けの体制づくりの投資資金
✓市況の変化や災害による赤字補填のための資金投入

「農業金融」と一言で言っても、色々な文脈で農業に資金を投入する方法がある。

一般的には、農業生産を対象とした資金の貸借であり、農産物の販売・流通面、農家生活面をも対象とした金融である。
※参考:加藤譲著『農業金融論』(1983・明文書房)

農業DeFiの可能性

 

次の円グラフは、国内における「農業分野への貸出残高比率」である。

農協が過半数を占める

JAバンクの運営元である「農協(農業協同組合)」は農業関連融資の国内シェア6割を占める。現在、日本における農業金融の主要プレーヤは、「農協」と言っても過言ではない。

農協は、経済事業を通じて農業機械などを農家に斡旋し、JAバンクを通じてその購入資金を供給することによって、わが国農業の機械化進展に貢献したと考えられる。
ー変わる! 農業金融―儲かる〝企業化する農業〟の仕組み(中里 幸聖(著))

近年では、「農協不要論」が叫ばれている。
一方で、農家の収入確保と農作物の〝安定供給〟実現のために多大なる役割を発揮してきたことは事実である。

従来、農業に関わる人たちが最重視してきたことは、農作物を販売して儲けることより、〝安定供給〟の継続であった。
農協は、自然災害はもちろん、どんな不況であっても、人間が飢えることのないように、常に市場に供給し続けることに注力してきた。

時は令和………、農協が果たす役割は次第に小さくなっているのもまた事実である。
特に、農産物の販売面が顕著に現れている。
次のグラフは、国産の農産物が卸売市場と呼ばれる、全国の出荷者から農作物を一度集荷する場所の数と経由する割合の推移である。

農産物の市場経由率

ご覧の通り、卸売市場の数と市場経由率は、10年で減少傾向を示している。
背景としては、インターネットの普及により、産直ECが勢力を増していることが挙げられる。
誰でも農家から直接農作物を買えることは、あなたもご存知の通りだ。
今後、このトレンドが変わることはないだろう。
そんなインターネットが普及した昨今でも、〝金融業界〟は大きく変わっていないのが現状だ。
反対勢力が大勢いるだろうが、変わらないことの弊害は小さくない。

そこで今回は、農業金融の課題と農家の求めるであろう姿を紹介したい。
その上で、次の第3弾で、「農業DeFi」をキーワードに新たな農業金融のカタチを紹介する。どのように課題解決していくかに繋げる。

目次

農業金融の課題とは何か

昨今の円安傾向、ウクライナ危機による原油高、コロナ禍による輸出入の停滞により、食品だけではなく、農業資材が高騰している事実をご存知だろうか?

日本政策金融公庫が農業融資先を対象に実施した調査では「生産コスト増加」が回答率の一番高い結果だ。

農業経営者の抱える課題

肥料やマルチのような農業資材はもちろん、ハウス栽培であれば燃油のようなエネルギーの高騰は生産原価に直接大きな影響を及ぼす。

イカーを持つ方や、ガソリンスタンドの近くを通る方であれば、ガソリン価格の高止まりはご存知の通りだろう。

ガソリン価格の高止まり

 

エネルギー価格の高騰と併せて農業界で特に問題になっているのは、農業用資材の原料が調達できない点だ。

外資源に頼る日本の農業課題

現在、農家の中で、農業用肥料が入手できなくなっている問題はご存知だろうか。
例えば、ハウス栽培が主流のトマトやイチゴのような園芸作物に使う「液体肥料」は、売り切れ続出である。

液体肥料を取り扱う最大手「大塚アグリテクノ(OAT)」が販売するものも欠品続出である。

欠品する肥料


背景としては、日本で流通する肥料の原料には、中国やロシアからの輸入している資源が含まれていることが挙げられる。
肥料の三要素は「NPK」と農業界では呼ばれる「窒素・リン酸・カリ」である。
そのうち、K(カリ)の主原料となる、塩化カリは12.2%がロシアからの輸入に依存していた。また、リン酸(P)の主原料となる、リン鉱石は9割近くが中国からの輸入に頼っていた。
ロシアからの輸入が難航している点は説明不要だろう。
一方で、なぜ中国からの輸入資源まで入手困難を極めているのかを説明したい。

原因は大きく2つある。

①生産量を減らしていること
②輸出量を絞っていること

①の背景は、中国における環境保護政策の強化である。
日本ではあまり知られていないが、肥料の製造過程では大量の二酸化炭素(CO₂)を放出する。そのため、中国では環境負荷低減のためにCO₂削減を目指して、肥料工場の取り締まりに乗り出した。
厳しい取り締まりにより、国の基準を満たしていない工場の操業を止めざるを得なかった。結果、製造量が激減したのだ。
製造量を減らしても、人口を多く抱えて、経済成長が著しい中国での内需が減ることはない。

そこで②の理由につながるが、〝自国優先〟のために、肥料の安定確保と備蓄に躍起になっている。
輸出量を減らす仕組みとして、尿素やリン酸肥料など化学肥料関連の29品目を対象に21年10月から輸出前の検査を開始した。 
その結果、日本への輸出が激減したのだ。
※参考:止まらぬ肥料価格の高騰に日本は耐えられるのか?

日本としては、国内で賄えない原料の一つであるリン鉱石は、どうしても海外から輸入が必要である。
そのため、モロッコなど他国からの輸入切り替えに動いている。
資源を輸入に頼る他の国も同様の課題を抱えるため、資源の取り合いが起こっている。資本主義の論理により、入札価格を引き上げざるを得ず、仕入価格が高まっているのだ。

もちろん、長い目で見て、化学肥料から有機肥料に切り替えたり、肥料の内製化を推し進めたり、海外に依存しない体制の確立は必要である。
しかし、有機栽培の普及や肥料の内製化は一朝一夕ではいかない、
当面の間、原価高騰の対策として、販売価格の引き上げや、キャッシュフロー改善のための資金調達が必要である。

転嫁できない農作物の価格

そんな、生産原価の高騰を売価にそのまま反映できれば農家も苦労することはない。
しかし、先ほどの日本政策金融公庫の調査結果を見て明らかなように、農家の抱える最も重要な課題は「販売単価の低迷」である。

販売単価低迷の課題

なんと、46%の農家が課題として捉えているのが実状だ。
今のところスーパーで小麦粉や油の値上げが始まっている中、農作物がそこまで値上がっていないことからも実感頂けるかもしれない。

そんな状況は農家にとっては生産原価高騰と売価低迷のダブルパンチである。
その結果、「働けど収入ジリ貧の農家」が急増しているのだ。

短期的には赤字前提として、今までに貯蓄した資金を投入して凌いでいけるだろうが、小規模・大規模問わず潤沢な資金を持っていない農業経営者は長くは持たないだろう。

なぜなら、農業は特に、キャッシュフローが悪化しやすいビジネスモデルであるからだ。種や苗の植え付けや農業資材の投入から、売上につながるまで半年から1年かかることはざらにある。
〝桃栗三年柿八年〟と言われるように、果樹園であれば、資金回収はさらに先となる。

そのため、農業を始める際はもちろん、キャッシュフロー改善のためには、「農業融資」に頼る農家は多い。
一般的な銀行融資と同様、農業参入時や経営が良好な時には資金調達で困ることはないだろう。
しかし、今のような市況で財政悪化する農家への融資に後ろ向きな銀行が増えるのは致し方ない。

これからの農業金融に求められるもの

種や苗の植え付けや農業資材への投資から、回収までに時間がかかる上に、天候次第で不作になるリスクを抱える〝ギャンブル〟のような農業ビジネス……。
投資対効果が期待を上回るかは、神のみぞ知ると言っても過言ではない。

そんな、ハイリスクの事業に挑戦できる風土をしっかりと整えることが農業従事者を維持するためには必要不可欠である。
ただでさえ、高齢化で減少傾向にある農業従事者の数である。
早急に対処しないことには、日本の国力にも大きく影響を及ぼす。

そんな農業界を支えるためには、資金調達を手軽にすることや、資材投入前から売上を立てるような仕組みが必要だ。

また、仮に天候や環境要因により不作のときには農家の負担を減らす仕組みも併せて重要になる。

現在では、クラウドファンディングのような仕組みで生産前に夢を掲げて資金調達する農家も存在する。
しかし、クラウドファンディングでは、どうしても注目度を高めるために、話題性のある作物や商品が選ばれる傾向にある。
一般的な農作物を生産する農家からすると、なかなか気軽にできるものではない。
また、大規模農家であれば、クラウドファンディングで数千万円の資金を調達しないことには、成り立たないだろう。

クラウドファンディングのような仕組みをもっと手軽に、どんな農家でも資金調達が実現できる仕組みがこれからの農業金融に必要と考える。

そこで次回は、「農業DeFi」をキーワードに個人間融資が一般化した世界のあり方を描きたい。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

【第1弾】「農業DeFi=FarmFi」で農業資金調達を実現!~DeFiとは何なのか~

あなたは今まで「DeFi」の言葉を見聞きしたことがありますか?

「DeFi」とは「Decentralized Finance」の略語です。
日本語では「分散型金融」と翻訳されています。
この翻訳から意味を理解しきることはほぼ不可能です……。

 

対義語である「CeFi」
すなわち、普段、私たちが利用する銀行を代表とする
「Centralized Finance」から理解を進めるのが理想的です。
先ほどの「分散型金融」との対比で、
「CeFi」は「中央集権型金融」の略語です。

次の図で示すブロックチェーンの仕組みのように、〝金融〟業界においても、分散管理が進んでいます。

ブロックチェーンイメージ

そこで今回は、「DeFiを農業に掛け合わせて資金調達を実現する」をテーマに3回にわたり綴ります。

農業に携わっている方だけではなく次のような方を対象としています。

  • 「DeFi」のような新たな技術の仕組みに興味のある方
  • 企業で農業を掛け合わせた新規事業を検討している方
  • IT関連の注目ワードに対する理解を深めたい方

あなたの活動の一つに「DeFi」を取り入れて、
新たな挑戦のきっかけになれば嬉しいです。

DeFiの可能性

目次

DeFiとは何か……

「DeFi」が誕生するきっかけは、やはり〝ブロックチェーン〟技術である。

「DeFi」誕生のきっかけは、
イーサリアム(以下、ETH)」を利用したアプリケーション開発チームが
暗号資産により開発資金を調達したことがだと言われている。

あなたも、「ビットコイン(以下、BTC)」を筆頭とする、
暗号資産の種類を見聞きしたことがあるかもしれない。

BTCとETHの大きな違いは、
BTCは送金に特化しているのに対して、
ETHは〝スマートコントラクト〟と呼ばれる、
ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みが実装されている点だ。

 

この〝スマートコントラクト〟の仕組み無くして、
「DeFi」が誕生し得なかったと言っても過言ではない。

結果、中央集権である「CeFi」に依存せずに
お金の貸し借りや株式発行に近いカタチで
資金調達ができる世界に近づきつつある。

 

暗号資産を発行して、資金調達する方法は「ICO」と呼ばれている。
Initial Coin Offering」の略語であり、
日本語では「新規仮想通貨公開」と翻訳されています。

IPO(新規公開株)の暗号資産バージョンと言える。

 

分かりやすい事例として、ラオスのオーガニックバナナビジネス拡大に向けた
「バナナコイン」発行による資金調達が挙げられる。

詳細は次のブログでまとめているが、
「1バナナコイン=バナナ1kg」に相当する価値を持つ
と言われている暗号資産の一つである。

villagehunter.hatenablog.com

 

そんな、ICOのような形式で資金調達をする「DeFi」には
どの程度の資金が世界中から集まっているのだろうか?

 

東京都の予算に匹敵!? 10兆を超える資金が集まる

DeFiに集まる資金推移は次のグラフの通りである。

DeFiに集まる資金

※引用元:DeFi Pulse

 

2020年後半から注目が高まり始め、
2021年に過去最高の1100億ドルまで上昇。
2022年5月時点では800億ドルの預け入れ資産がある。

1ドル130円で換算すると、10兆円を超える資金が集まっているのだ。

「過去最大の規模」として話題となった、
東京都の一般会計予算と同等規模である。

www3.nhk.or.jp

 

なぜ、そこまでの巨額資金が世界中から集まっているのか?
それは、「CeFi」にはない大きなメリットが存在するからだ。

 

〝諸刃の剣〟であるDeFi

DeFiの最大のメリットは〝管理者不在〟のため、
送金手数料が安かったり、預け入れの金利が高かったり、
利用者にとって魅力が多い点だ。

一方、DeFiの最大のリスクは〝管理者不在〟であるがゆえに、
今のところ銀行が提供する「預金保険制度(ペイオフ)」がなく、
資金の盗難や仕組みが崩壊したときに泣き寝入りせざるを得ない点である。

また、資金調達を実施するプロジェクトや組織が真っ当なものかどうか
ユーザー自身で見極める必要がある。

例えば、最近、少し話題となっている「Jumpn」という
ジャンプして稼げるサービスを紹介したい。

jumpn.today


サービス開始に向けて、2022年4月末にICOで資金調達を実施した。

www.pinksale.finance

377億ものJSTコインを一般より募った。
そして、0.013円からスタートしたJSTコインの相場は
一時的にではあるが、1万円にも上った。

一方で、資金調達に参加した投資家は誰も利益を得られていない。

なぜなら、サービスの設計上、一定期間、売却ができない仕組みとなっているからだ。

もちろん、このプロジェクトが妥当なものであれば、
投資家たちは、ゆくゆくは利益を享受できるだろう。

しかし、今のところ、このプロジェクト自体、〝偽物〟の可能性が高く
近いうちに運営者は、調達した資金と共に消える見方が強い。

Twitter上でも、詐欺コインである点、世界中から指摘が入っている。

 

 

DeFiのリスクは何と言っても、
トラブルが起きたら、すべてユーザーの自己責任である。
管理者不在のため、ユーザー自身でしっかり見極めることが重要だ。

 

DeFiはネットさえあれば、世界中どこからでもアクセスできる。
地域の垣根を超えて、誰でも利用できる金融サービスである。

将来的には、マイホームを購入する際にも、
銀行から住宅ローンを借りなくても、
「DeFi」の仕組みで個人間融資で実現できる可能性を秘めている。

 

そんな〝諸刃の剣〟とも言えるDeFiを
農業に応用すべく、次回は「農業DeFi」を合言葉に紹介したい。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

田んぼアート参加者限定NFTを発行します!~ウォレットの準備は必須~

2022年5月末に滋賀県の農家さんと協同で
田んぼアート×NFT プロジェクト」を開催します!

可能性に溢れる田んぼアート

「えっ、田んぼアート×NFTってどういうこと?」
そんな疑問を抱くと思います。

そこで、本記事では次のような疑問に答えます。

「そもそも、NFTってなに?」
「NFTって何に役立つの?」
「NFT欲しいけど、ウォレットってどう準備するの?」
読み終えた後には、
ウォレットを準備して、田んぼアートプロジェクトに
参加表明されることを期待しています!

文末では「田んぼアート×NFT プロジェクト」概要と
当日配布予定の「田植え参加賞NFT」を紹介します。

目次

NFTとは何か?

「NFT」とは、一体なんでしょうか?

NFTとはNon-Fungible Token、ノンファンジブル・トークンの略です。
ファンジブルが代替可能という意味なので、ノンファンジブルは「代替不可能」、
つまり1つひとつが固有で唯一無二ということ。
トークンには代用貨幣や引換券などの意味もありますが、
ここでは「世界にひとつだけのデジタル資産」と、
あえてわかりやすく意訳しておきます。

-書籍『NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来』(天羽 健介(著))より

 

「NFT」をひと言で表すと、
「オンライン上で発行された唯一無二の〝証明書〟」です。
よく、「NFT」は〝所有権〟の表現を見かけますが、
認識としては、〝証明書〟に留めておいた方が良いです。
なぜなら、日本の法律上では たとえ「NFT」を保有していても、
〝所有権〟として認められていないからです。

「NFT」は、あくまでオンライン上に存在するため、目には見えません。
実際は何を取引しているのか、明確ではありません。

「なんだか儲かりそう!」

そんな安直な考えから、怪しい話に手を出してしまう人が後を絶たず、
詐欺まがいの事件や、暗号資産の盗難が多発しています。

過去を遡ってみると、
今では一般化したインターネットやECサイトも、
90年代には〝怪しいもの〟と見ている人が多かったです。
新技術に対する「怪しさ」や「胡散臭さ」は、
黎明期においては避けては通れない道です。
 
しかし、怪しいからと言って
「NFT」の存在を無視するのはもったいないです。
この「NFT」を成立させる技術は可能性に満ちており、
これから数年後の未来において、
誰しもが当たり前に使いこなしている技術だと確信しています。

「NFT」のような新技術を農業界に持ち込み、
農業を持続可能な産業へと変革することを目指しています。

NFTは何に使えるのか?~田んぼアートの場合~

そんなNFTをもっと身近に感じてもらうため、
今回、滋賀県の米農家であるONE SLASH代表の清水広行さん(以下、ひろさん)と
コラボすることとなりました。

悲劇を喜劇に変える「RICE IS COMEDY」

ひろさんは「RICE IS COMEDY(米づくりは喜劇だ)」をコンセプトに
色んな面白すぎるプロジェクトを実行しています。

私が特に感銘を受けたのは
お米に映画を観賞させて映画監督に送る「映画米プロジェクト」です。

「お米に映画を鑑賞させるってどういうこと?」

私も最初は疑問しかありませんでした。

詳しくは次の動画を見てほしいです。


www.youtube.com

このプロジェクトの面白い点は、
真夜中の田んぼで育っている稲穂たちへ
ドッキリでチャップリンの映画を投影することです。

ただ、映画を観賞させて育てるだけではなく、
なんと出来上がったお米を「映画米」として映画監督に送ったのです。

なんとも〝創造力〟と実行力が突出している取り組みです。

現状、米づくりは「斜陽産業」であり、需要は衰退する一方です。
そんな悲劇とも言える米づくりを逆転の発想で、
〝世界一おもしろい産業〟に育てるべく日々 *創造*を続けています。

田んぼアート×NFT プロジェクトとは……

田んぼアート×NFT 」

言葉の通り、田んぼアートをNFTにして出品する予定です。

田んぼアートと言えば、日本各地で様々な取り組みが行われています。

www.gyoda-kankoukyoukai.jp

 

ただ、滋賀県田んぼアートを実行するだけでは、
数多ある情報の中に埋もれてしまいます。

そこで、誰しもが「その手があったか!」と思うような方法で
田んぼアートをNFTと掛け合わせる準備を進めています。

どんなアートが田んぼから出来上がるかは参加してのお楽しみです。

そして、田植え参加者には特別に
「田植えNFT」を限定的に発行します。

このNFTに何の価値があるのでしょうか?

✓「田んぼアートが有名になったら高値で転売できる?」
✓「NFTを持っている人だけでコミュニティができる?」
✓「NFTを持っている人だけが特別なお米を買える?」

色んな憶測が飛び交うかもしれません。
ぜひ、田植えに参加して、NFTを入手して
どんな用途があるか探ってみてほしいです。
※参加希望者は末尾のフォームからご応募ください。

今までの常識を覆す「ウォレット」のメリット

暗号資産における決済やNFTの受け渡しには
「ウォレット」と呼ばれる専用の財布を使います。
「ウォレット」はデジタル上の財布であり、
スマホやパソコンにアプリ※を入れておけば、いつでもどこでも使えます。
※現在、「ウォレット」を使うにあたり Metamaskのアプリが主流です。

利便性の観点で一番魅力的な点は、
決済において面倒な登録や設定が必要ないことです。

「ウォレット」であれば、次の3ステップで決済が完了できます。
1.取引所で円を暗号資産に換金
2.「ウォレット」に暗号資産を送金
3.必要額を指定アドレスに送金して決済完了
※「ウォレット」に暗号資産が既に入っていれば、
最初の換金を飛ばして2ステップで決済可能です。

そんな便利な「ウォレット」はどう準備するのでしょうか?

ウォレットを準備しよう!

次の3ステップでウォレットは準備できます。

1.ChromeウェブストアからMetaMaskを取得
2.MetaMask(メタマスク)を開き新規ウォレットを登録
3.バックアップ用のリカバリーフレーズを保存

文章だけ見ると意味不明ですが、次の手順に沿って進めてください。

1.ChromeウェブストアからMetaMaskを取得

MetaMaskはGoogle Chrome拡張機能を使って利用します。

お使いのPCから「Chromeウェブストア」にアクセスし
「MetaMask」と検索してください。

MetaMask - Chrome ウェブストア
※上記をクリックでもアクセスできます。

そしてインストールボタンをクリックしてください。
拡張機能を追加する」を選択しましょう。

プログラムをChromeに拡張すると、
下記のようなアイコンが表示されます。

キツネのアイコンがウォレットの証

2.MetaMask(メタマスク)を開き新規ウォレットを登録

Metamaskのインストールが完了したら、
PC画面の右上にある拡張機能バーの中からキツネのマークをクリックしてください。

いよいよ設定がスタート

クリックすると、新しいタブで画面が開くので、
「GET STARTED」をクリックしてください。
画面が切り替わったら、「CREATE A WALLET」をクリックします。

利用規約が表示されるので、
「I AGREE」をクリックして、ウォレット作成画面に移動しましょう。

パスワードはしっかり控えましょう!

次に、「ウォレットのパスワード」を設定します。

同意をクリックして、作成ボタンをクリックすればウォレットの作成は完了します。

3.バックアップ用のリカバリーフレーズを保存

絶対に他人に口外してはいけないリカバリーフレーズ

最後に、「シークレットリカバリーフレーズ」を取得・保存します。

「シークレットリカバリーフレーズ」とは、
PCやスマホを紛失したり、機種変更をしたりした際に、
Metamskを復元するために使います。

こちらのフレーズをしっかりと保管しておかないと、
今ご利用のデバイスにログインできなくなった場合に
内部の資産を回収できなくなります。

万が一に備えて復元ワードをきちんと保管しておきましょう!

保管方法としては、表示される「シークレットリカバリーフレーズ」を
メモアプリにペーストしたり紙に書き写したりします。

フレーズを安全な場所に保管したら、「次へ」をクリックして手続きを進めます。

最後に照合

こちらでは、画面に表示される英単語を、
先ほど保存した「シークレットリカバリーフレーズ」の順番に並べ替えます
(※セキュリティの観点から上記画像では英単語にモザイク処理をしています)。

並べ替えたら「確認」をクリックして次に進みます。

きりかわった画面で「ALL DONE」をクリックすれば
ウォレットの作成は完了します。

「ウォレットアドレス」を準備して田植えに出掛けよう

準備が整ったら、ついにウォレットアドレスを取得できます。
※ウォレットアドレスとは、暗号資産やNFTを保管する
場所を指定する住所のようなものです。

暗号資産は、送付元でこのウォレットアドレスを入力し移動させます。
まずは、MetaMaskのウォレットアドレスを取得します。

 

ウォレットのアドレスをコピー

上記の画像を見てください。

MetaMaskのアドレスは画面の上部に表示されている
「0x」から始まる文字列です。
文字列の右側の□が2つ重なったボタンを押してアドレスをコピーします。

こちらの情報を田んぼアート参加の際に入力いただければ、
田植え参加者には限定NFTを配布させていただきます!

奮ってご参加お待ちしております。

【感謝キャンペーン】Metagriシリーズ3部作ベストセラー獲得👑

2021年末からスタートしたMetagriシリーズ。
今までにない発想を農業界に持ち込み
常識を超越する「Metagri※」を合言葉に執筆を続けています。
※造語:Meta(超越)+Agri(農業)

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Metagriシリーズ

「NFT」「DAO」「Web3」のような
ブロックチェーン技術に対する注目度と比例するように
多くの方々に読んで頂くきっかけになっています。

Metagriシリーズ全作でベストセラー獲得の記念に、
最新作「農コード革命」を4月10日16時~
〝48時間限定〟で無料販売します

最新作のキーワードは「ノーコード」
IT化が一番遅れている業界に〝プログラミングなし〟で
システムを導入したり、カスタマイズしたり……
ノーコードツールの実用性をまとめた一冊です。

使い方さえ学べば、プログラミング言語を学ばなくても、
あなたの実現したいことがITで実現できます。

そんな本書は次のような方にこそ読んで頂きたい一冊です。

✓業務の中でDX化を推進したい方
✓最近のITトレンドを知りたい方
✓今後のAIの可能性を知りたい方

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農コード革命

URL:https://amzn.to/3NA2thB

 

今回は本書の紹介をカンタンにします。

目次

本書のミッション

「農情人~NouJouJin~」は、農業を〝儲かる産業〟に変革することで
持続可能な社会の実現を目指している。

しかし、従来の農業は
「きつい、汚い、かっこ悪い」ということから
3K産業と言われている。

そんななか、〝常識にとらわれない発想〟を農業界に持ち込むことで
新3K「カッコよくて・稼げて・感動を生み出す」農業が実現できるはずだ。

今回は、「ノーコード(NoCode)」と呼ばれる
〝プログラミングなし〟でシステム開発できる技術をテーマに1冊を仕上げた。

なんと、AIまでもがノーコードで開発できる時代はすぐそこまで来ている。


農業界はIT化が特に遅れている産業と言われている。
そこで、「農コード革命」と題して農業界にノーコード技術を持ち込み、
「カッコよくて・稼げて・感動を生み出す」農業に変革したい。
日本を起点として、タイ・フィリピン・インドネシアカンボジア……
世界中で「農コード革命」を起こしていく第一歩とする!

あなたも既に利用しているノーコード

あなたは、「ペライチ」「Base」「Wix」の言葉を
聞いたことがあるだろうか?

これらは全てノーコードのサービスであり、
プログラミングなしでWebサイトやECサイト
カンタンに作れるものだ。

あなたが訪れたサイトの中にも、
ノーコードで作られたものが多数あるはずだ。

次の表は、ノーコードサービスを活用して、
サイトを作る方に向けた比較表である。

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ノーコードサービス一覧

ECサイトをつくる「Shopify」以外はすべて無料で利用可能である。
もちろん、サイトのドメイン取得など費用を要するオプションもあるが、
選り好みしなければ、基本的に無料でサイトを立ち上げられる。

初心者であっても、既存のテンプレートがあるので、
それをコピペして文言を変えるだけでページ制作が可能。

次のサイトは「Wix」を使って学生主導で制作したサイトである。

  • 「青玉」知らないの?

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https://www.aodama.shinshu-fruits.com/

 

「青玉リンゴを表舞台で輝かせたい」
そんな学生たちの想いから
長野で生産を担うフルプロ農園と共同で取り組むプロジェクトである。

 

Webサイトはもちろん、「ECサイト」を無料で立ち上げることも可能だ。

次のサイトは「Stores」を使って制作したサイトである。

  • 絵本「トマトになっちゃった」

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絵本もノーコードで作ったECサイトで販売

Eat-Note Shop

もちろん、初期手数料は無料である。

販売はクレジットカード決済にも対応しており、
決済手数料は売上の5%を支払うだけ。

誰でも簡単に、しかも無料でネット通販ができる時代である。

 

書籍概要

書籍「農コード革命」では、ノーコード初級~上級編として、
様々な観点でノーコードの可能性を紹介している。

  • 【目次】

第1章 メディアで盛り上がるほどIT化が進んでいない農業界
第2章 まずは無料のテンプレートでマネから始めてみよう!~ノーコード初級編~
第3章 社内業務の効率化から始めてみよう~ノーコード中級編~
第4章 AIもノーコードで作れる時代はすぐそこに~ノーコード上級編~
読者特典 農コードのテンプレートを特別にプレゼント!

  • 【書籍情報】

農コード革命~スマート農業にプログラミングは不要の時代~
著者:農情人、浅井 崇宏
定価:500円(税込)
発売日:2022年4月1日
刊行:農情人出版

  • 【48時間限定! 無料販売実施】

4月10日(日)16時から、本書を無料で販売する。
ノーコードに興味を持たれた方は読んでいただけるとありがたい。

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農コード革命

URL:https://amzn.to/373pvNi

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

「農業×Web3」で農業をアップデート!

2021年末から脚光を浴びるキーワード「Web3」

そんな「Web3」を農業界に持ち込むべく、
イデアをまとめた一冊を出版しました!

f:id:goldenfish8:20220402185216j:plain

農業×Web3本
農業に携わっている方だけではなく次のような方を対象としています。
✓「Web3」のような新技術の仕組みに興味のある方
✓ 農業を掛け合わせた新規事業を検討している方
✓ IT関連の注目ワードに対する理解を深めたい方
本書では「農業×Web3」をキーワードに
新たな事業立案のきっかけづくりをゴールとしています。
 
目次

「農業×Web3」本のミッション

なぜ、農業は儲からないのでしょうか?
豊作貧乏」「豊作飢饉」「二束三文」「米価下落」
農業に対して、ネガティブな印象を与える言葉は数多く存在します。

〝儲かる農業〟実現には、
「常識を打ちこわす姿勢」と「実行力」が必要不可欠です。

そこで、農業界に新たな技術や発想を掛け合わせて
「Metagri=農業の常識を超越する」の実現を目指しています。

価格勝負に陥ることなく、新たな視点で挑戦し続けることが、
結果的に〝儲かる農業〟の実現につながります。
本書では「農業×Web3」をキーワードに
新たな事業立案のきっかけづくりをゴールとしています。

「メタマルシェ」構想

生産や出荷履歴をブロックチェーンに記録する農家が儲かる!
そんな仕組みがないことには、作るだけでも一苦労な農業において
「Web3」の仕組みは農業界に浸透するはずもありません。
そこで、「メタバース×マルシェ」により
〝メタマルシェ〟の構想を練っています。

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メタマルシェ構想のイメージ

「農家がメタバース上でアバターを立てて広告する」
メタバース上で農地情報を登録し、ボタン一つで農家のもとに移動できる」
そんな仕組みを〝メタマルシェ〟では実現します。

一方で、実現に向けては「技術的」な課題も多分にあります……。
そこで、「Metagri研究所」のコミュニティを立ち上げて、
「まずは小さく始めてみる!」を合言葉に活動を始めています。

 

 書籍概要【目次】

第1章 脱GAFAから生まれたキーワード……、それが「Web3」
第2章 アップデートされてゆく農作物の販売方法と見えてきた課題
第3章 Web3で農業をアップデートする!
第4章 「Metagri研究所」でWeb3×農業を一般化する世界を創り上げる
読者特典 Metagri研究所で「農業×Web3」構想を一緒に実現しませんか?


発売記念キャンペーン

100セット限定でMetagriシリーズ【NFT編】【DAO編】【Web3編】
を3冊まとめ買いセールを実施中です。

ぜひ、これを機会にWeb3の世界に足を踏み入れませんか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

暗号資産のバナナコインが暴落の真っ最中~買い増しに挑戦!~

「えっ、購入時の半値に値下がっている……」

1月にバナナコインの存在を知り、
目指すビジョンに共感して、即決で380枚を購入した。
villagehunter.hatenablog.com

その後、1ヶ月ほど放置していたが、
久しぶりにバナナコインの価格を確認してみた。

すると、1月 購入時価格0.7$の半値である、「0.3$」まで下落していた。

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止まらないバナナコインの下落曲線

※引用元:CoinGecko

1月時点では380バナナコインを2万円近くで購入していたため
半値の1万円にまで落ち込んだことになる。

そこで、今回は「ナンピン買い※」と呼ばれる投資スタイルで、
買い増しを続ける手法の紹介に併せて、
新たなバナナコインの可能性について綴る。
※価格が下がったときに、あえて買い増して
「平均購入単価を下げる」投資スタイル。

暗号資産に手を出したことがない方はもちろん、
暗号資産に投資している方にとっても
有益な情報をまとめているので、
楽しみながら読み進めていただきたい。

 

目次

 

ナンピン買いで1.5トンのバナナオーナーに

人は利益と損失が同様であっても損失回避をする生き物である。
そのため、損失の痛みは利益のよろこびの「2.25倍」苦しいと言われている。
※参考『「損」を恐れるから失敗する、和田 秀樹(著)』

プロスペクト理論と呼ばれており、
日本語では「損失回避性」と訳されている。

 

今回のバナナコインの場合、2万円から1万円に値下がりしたため、
「1万円の損失が発生」したことになる。

心理的には「2.25万円」の利益を得た時と釣り合う感覚であり、
損切りをするにも勇気が必要。

そこで私は〝価格の反転〟を狙い、
ナンピン買い」戦略で
4万円近くを追加投資する方に舵を切った。

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倍プッシュで1512バナナコインに

結果、1100バナナコイン強を買い付けて、
総計1,512バナナコインを保持する結果に……(笑)。

「バナナコイン」が発行された背景には
ラオスのオーガニックバナナビジネス拡大に向けた資金調達のためだ。

設計として、「1バナナコイン=バナナ1kg」に相当するため、
ラオスのバナナ農園に行けば、1.5トンのバナナと引き換えられる。

一人1kgも食べられないだろうから、
数千人の方々と一緒に現地に訪れないと消費しきれない量だ(笑)。

バナナコインを運用する方法がある

暗号資産の魅力的な点は、
トークンを預けることにより利息のように暗号資産を稼げる」点である。

バナナコインを運営する「ApeSwap」においては、
「Pool」と呼ばれる方法でバナナコインを稼ぐことができる。

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Poolしたバナナコイン

今回は試しに、306バナナコインをPoolしてみた。
利回り(APR)は61%のため、
1年間Poolすれば、492バナナコインになる計算だ。

FXをやったことがある方であれば、
スワップ金利」のようなイメージが分かりやすいかもしれない。

リスクとしては、バナナコインの値下がりはもちろん
信用や人気が無くなり消滅するリスクである。

既に購入時から半値になっているので、
さらに値下がりする可能性も大いにある。

身銭を切って買うことで理解は深まる

何でもそうであるが、身銭を切って挑戦すれば、
それが自分事となり、仕組みを理解するモチベーションが生まれる。

今回のバナナコインの「Pool」については、
バナナコインに投資するまでは知らなかった概念である。
調べると、DeFi(分散型金融)と呼ばれるものである。

似たようなサービスで「Lending」(バナナコインの貸し出し)
も存在し、756バナナコインを支出してみた。

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Lendingにも挑戦

PoolもLendingも、正直、仕組みはよくわからない。
詳しくは勉強する必要があるが、
今までの中央銀行のような〝中央集権型〟ではなく、
個人同士で貸し借りをする〝分散型〟を前提とする仕組みだそうだ。

何か一つのテーマを決めて、
少額でも身銭を切ってみてはいかがだろうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

二束三文……、表舞台に出てこない〝規格外リンゴ〟を光らせる学生たち

「買い物はECサイトで」「食事はデリバリーで」……

デジタル化が進み、テレワークが一般化する中、
外出せずに買い物や食事を済ます機会が増えたのではないだろうか?

そんな状況下、ITを駆使して農家をオンラインで支援する方法がある。
直接、農家さんのもとに足を運ばなくても、
オンライン上で関わりを持てる時代である。

そこで、今回は学生主導でリンゴ農家を支援する事例を紹介したい。

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規格外品でも輝ける!

目次

 

青玉(あおだま)リンゴプロジェクト始動!

今回、立ち上がったプロジェクトは
市場には流通しない〝規格外リンゴ〟のブランディングである。

ブランディングの対象は「青玉」と呼ばれる、
名前の通り色づきが悪く、赤くなりきらないリンゴである。

「青玉」は日陰で生育したリンゴのため、光合成が不十分である。

二束三文で買い叩かれる規格外のリンゴたち

そのため、糖度が乗りきらず、「加工用リンゴ」として
市場で買い叩かれている。

一般的なリンゴの卸価格は次のグラフのように ㎏あたり3~500円である。

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リンゴの卸売価格

しかし、「青玉」は ㎏あたり50円以下である。
一玉100gの場合、たった「5円」……。

収穫にかかる人件費はもちろん、
農薬の費用さえも回収はできない価格設定である。
捨てるよりはマシではあるが、
「青玉」は採算がまったく合わない〝規格外リンゴ〟である。

二束三文で取引される「青玉」に第二の人生を与えたい!

「青玉リンゴを表舞台で輝かせたい」

そんな学生たちの想いから、
「青玉」のブランディングプロジェクトが立ち上がった。
しかし、「青玉」と言っても、一般的には まったく馴染みがない。
認知度を高めるために5つの観点から、
情報発信するために独自サイトを作り上げた。

  • 「知る」:なぜ、青玉リンゴができるのかを写真と共に紹介
  • 「関わる」:リンゴ農家のマイブームを公開して
    関わる気軽に関わるきっかけづくり
  • 「食べる」:用途を伝えるためにInstagramでレシピ集を公開
  • 「買う」:注意事項を紹介した上で、3㎏ 2,300円で販売
  • 「聞く」:気になることを何でも聞ける意見箱

生産者であるフルプロ農園のストーリーを載せたり、
青玉のレシピを紹介したり……、
まずは知ってもらうことを目的としたサイトである。

実際のサイトはこちら。

「青玉」知らないの?

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青玉サイトイメージ

http://aodama.shinshu-fruits.com/

 

今回、青玉プロジェクトの紹介をしたが、
現在、販売している書籍『耕すだけが農業ではない!』では
Z世代の生の声を載せている。

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Z世代向け農業本、好評発売中!

https://amzn.to/3oVRrZd

ぜひ、併せてお読みいただけると嬉しいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。