農情人:食と農の現地情報を発信

農村に訪れたときの体験記や食・農業について綴る

2021年は”農情人”として、農業×情報×人財をキーワードに活動

みなさん、あけましておめでとうございます。新年一発目の投稿は去年の振り返りと今年の取り組みを綴る。

 

目次

 

  • 昨年はタイに駐在していたが。。。

 昨年の年明けからタイに駐在を開始し、農村部で農産物を生産し、主に都市のバンコク向けに販売し、収益を上げるビジネスモデルの構築に携わっていた。

2020年、カイ、タイで既婚者の農家になる? - 東南アジア農村放浪記

意気揚々とチェンマイに駐在し、毎日、農作業や仕組みづくりに取り掛かっていたが。。。

誰しも予想しない大きな時代の変化により、自身の考えも大きく変える機会となった。

【番外編】退職を決断し、自分自身と見つめあう - 東南アジア農村放浪記

色んな本を読み、ワークに取り組み、いろいろと悩んだ結果、11月より個人事業主として独立した。

 

  • 2つの大きな課題 

独立後、地方の農家さんを巡る中で、大きな2つの課題にぶつかる。

それは、「後継者不足」と「スマートではない農業用システム」の存在である。

  • 後継者不足は田舎だけの問題!?

高齢化が進む農産業において、既に課題として存在しており、それは、農業が儲からないから若者を惹きつけていないことが原因と捉えていた。

しかし、実際に利益を上げて、儲けている農家さんからも同様の声があったことには正直驚き、問題の根深さを実感した。

【第3弾】やる気ある若者は大歓迎~ノウハウは惜しみなく開示して後継者育成に捧げる~ - 東南アジア農村放浪記

元自衛官!厳しさの中に優しさあり!エデンガーデン戎谷さん

 

f:id:goldenfish8:20201119134613j:plain

なすの栽培期間を長くして株あたり収量を高める、やり手農家
  • 農業用システムで誰でも生産効率アップ!?

生産効率を上げるために天窓や暖房や環境管理システムなど、決して安くはない機械を複数のメーカーから購入した結果、それぞれの規格違いの問題で連携出来ず、自動制御が実現できていない問題を知る。

もちろん、大きな農業法人や大規模農家であれば、大手企業からパッケージで一括購入すれば、導入まで全てワンストップでできるため解決できる課題である。

しかし、小規模農家の場合、数百万円の投資は致命的となるため、各機械やシステムを安いところから買い、切り貼りして使わわざるを得ない。

 

  • ではどうやって2つの大きな課題を解決するの?

上記の課題解決のため、「農情人」として、”農業”に携わり、食やエネルギーを持続可能な方法で生産する方々が、”情報”技術を有効活用して市場の相場や天候の影響に左右されず安定的に農業に従事するために、”人財”を繁げるサービスを提供をスタートしている。

f:id:goldenfish8:20201125075030j:plain

農情人として始動
  • ITエンジニアを惹きつける事業にする

人材不足の解消のためには、必ずしも農業に興味のある人だけを惹きつけることが答えではないと考える。

自分自身、ITコンサルタントとして働いていたときに一番のやり甲斐を感じた瞬間は、課題を定義して解決できたときに、クライアントから「ありがとう」と言われた時であった。

農業においても多くのまだ見えぬ課題が数え切れないほど潜伏している。

そのため、そのような現場で課題解決できる機会を提供するために、「株式会社LvC」という多くのITエンジニアの転職をサポートする会社と協業して、人材を巻き込む仕込みをしている。

lvc.co.jp

 

  • 汎用品を組み合わせる

システムは高ければその分、高い効果を発揮するというものではない。

もちろん、システムをカスタマイズすれば、天窓の角度を1°単位で設定するような、きめ細やかな制御は可能である。

とは言いつつも、作物が育つ環境づくりに必ずしもきめ細やかな制御は不要である。

そこで、農家が必要とする機能を絞り込み、汎用的なシステムを組み合わせることにより、数十万円で導入する仕組みを構築する。

下記の本に記載のあった「UECS(ユビキタス環境制御システム)」は非常に可能性を感じるシステムである。

 
今年は上記の2つの課題解決に向けて国内で活動していく。
本年もよろしくお願いします。