農情人:食と農の現地情報を発信

農村に訪れたときの体験記や食・農業について綴る

「IT農人(イートノート)」を起業~なぜ個人農家さんをサポートする事業を立ち上げるのか?~

2021年、「IT農人」を起業します。

 

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社名のロゴ案

目次

会社名と理念

社名の背景

イート:Eat (IT・良人=健康な食べ物を食べる、良い人たちと関わる。)
ノート:Note(農人・脳人・濃人=農業に携わる、脳で考える、記憶に残る濃い体験をみなで分かち合う。)
 

理念

良い人たちとの人間関係を大切にして、健康に生きていくために必須の良質な食事を食べる、分ちあう世界をつくる。そのために、農業に取り組む個人農家の方たちの課題を、脳やITを駆使して解決し、関わる皆が濃い人生を送ることを実現する。
 

なぜ、個人農家さんをサポートするのか?

今回は、なぜ個人農家さんをサポートする事業を立ち上げるのか。

「農業を株式会社化するという無理」という本を参考にして綴ります。

 

結論

農業を「株式会社」だけに任せると、農作物の多様性や持続可能性を失う可能性がある。
 

スマート農業は本当にスマートなのか?

「スマート農業」や「アグテック」という言葉が頻繁にメディアに登場している。
皆さんも、テレビや記事で、ドローンで農薬を散布したり、工場でレタスが生産されたり、自動でロボットが作物を収穫したりする画像や動画を目にするのではないでしょうか?
確かに、スマートで効率的な農業の実現は理想だと考える。
 

生産性を追及しすぎると持続可能性を削る?

しかし、生産性を追求すると持続可能性を削るリスクがある。
雑草や虫の対処のためにドローンで農薬を散布する場合を例とする。
アメリカでは広大な土地に飛行機から農薬を散布して、生産性を向上させている。
しかし、対象となる草や虫は生まれ変わりが早く、その農薬に耐性を持つようになる。
そうなると、企業としては農薬の濃度を上げることで対象する。
結果、いたちごっこになってしまう。
長期的で考えると、人工物で自然に打ち勝つことは不可能だと考える。
そのため、農薬の費用がかさみ、その土地では生産コストが見合わなくなる。
すると、場所を移す、もしくは、農業事業を撤退するというのが、利益追求の最大化を目指す「株式会社」としての合理的な選択になる。
 

生産地に居住する農家はどうするか?

一方で、そこに住居を構える個人農家さんの場合はどうだろうか?
自分だけでなく、子どもやさらにその子どもが住む可能性がある土地に農薬を無限に撒くだろうか?
自分だったら、そんな怖いことはしない。
ここに、株式会社と個人農家の違いがあると考える。
 

株式会社の平均寿命は5年

株式会社の平均寿命は5年である。
仮に倒産しても有限責任のため、責任はそれまで。
土地は、株式会社が倒産しようがしまいが、回復するまで時間を要する。
結果、われわれの後続の世代が責任を取り続ける必要がある。
 

多種多様性を守る農家の役割

生産地に住居を構える個人農家さんは後続の世代まで考えることが子孫の繁栄に直結する。そのため、短期的な目線で利益だけを追求する農業に携わらない可能性が高い。

また、利益だけでなく、持続可能性を追及するため、複数の作物を輪作しながら生産する農家さんも多い。

なぜなら、単一作物ばかりを生産すると、連作障害が発生し、病害虫が発生しやすくなるからである。

生産作物の多様化は飢餓に対するリスクヘッジとなる。

複数の品種や作物を生産することにより、病害虫による全滅を防ぐことが可能。

 

資本主義では定義できない農業の価値 

米を例に挙げると、茶碗1杯のお米を出荷するために、稲を3株を育てる。

そして、稲3株の周りにはお玉杓子が35匹育つ。

資本主義では、お米だけを価値と定義するが、自然から見るとお玉杓子が35匹育つことも立派な価値である。

広大な田んぼでは5000匹の赤とんぼや1万匹のカエルが生まれる。

このような自然で生まれる動植物の価値を資本主義では反映しきれていない。

そのため、おカネにならないものの価値を評価できない資本主義と農業がマッチしないというのが本書の主張である。 

 

だから私たちは「IT農人」で課題解決に挑む

ITと脳を駆使して、多種多様な作物を生産し、持続可能な生産を目指す農家さんを応援したい。
それが、私たちの代だけでなく、私たちの子ども、さらには孫の世代まで考えた行動と信じています。
今回の内容は音声でも紹介しています。
「新会社設立します、その名は○○」
  
応援頂けると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。