農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

【第1弾】オーダーメイドのトゥクトゥクを購入

仕事に追われ、休みなく働いていたせいか、久しぶりの更新となりました。
実は今月、会社の振替休日を活用して4泊5日でカンボジアシェムリアップへ行ってきました。
今回は3回にわたって旅の中で起こったハプニングや活動について綴りたいと思う。

 

第1弾は「オーダーメイドのトゥクトゥクを購入」というテーマでカンボジアにおいてトゥクトゥクを購入した背景について綴りたいと思う
トゥクトゥクは東南アジアで利用されているバイクタクシーのサービスである。

東南アジアへ旅をしたことある方なら馴染みの深い乗り物かと思う

実は、トゥクトゥクという名称はタイから来ているため、カンボジア語では「リマ」である。しかし、馴染みのせいか、少し形は違えど、カンボジアにおいてもトゥクトゥクと呼ばれている。

 

そんな、カンボジアの血液と言っても過言ではないトゥクトゥクを今回の旅で購入した。

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             完成のイメージ

 

購入したといっても、私が運転するわけではなく、カンボジアに住む4年来の友人の相談をきっかけにトゥクトゥクを購入することを決断した。

私の友人はかれこれ5年以上トゥクトゥクを生業としており、現在使用しているトゥクトゥクが古くなり買い替えたいという相談を私に持ち掛けた。

 

少し長くなるが、その相談から実際に購入に踏み切るまでの背景は次のようなものである。

実は、現在、カンボジアのバイクタクシー市場に「PassApp Taxi」という新たなサービスが参入している。
仕組みは配車アプリを使って、行き先と現在地を入力するだけ。
それだけで、ぼったくられる心配もなく、トゥクトゥクに乗るよりも30%オフくらいの値段で目的地に到着できてしまう。
ユーザーからすると、正に、安くて・便利で・安心な、メリットの3拍子が揃った、有難いサービスである。
しかし、その一方で、既存のトゥクトゥクが持っていた市場が奪われているという事態がカンボジア内で起こっている。
そのような逆風の中で、私は、彼の力強い、そして、まっすぐなカンボジアに対する熱意に感化されることになった。


私の友人は「PassApp Taxi」の事業には絶対に乗り出さないのだそうだ。
理由は至ってシンプル。

カンボジアの発展には貢献しないから」

なぜなら、「PassApp Taxi」で使用するバイクはインドから輸入したものであり、部品は全てカンボジア外から調達したものであり、バイクの購入により、カンボジア国内での雇用創出が無いためである。
いくら、燃費が安く、アプリとのシナジーが効きやすく、ブームになりつつあるからと言って、安易に手を出さない彼の姿勢に対して私は心を打たれた。
その結果、可能な限りカンボジア内から調達した部材でいちからオーダーメイドで作るトゥクトゥクの購入に踏み切った。

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           生産現場

 

オーダーメイドのため、完成まで2カ月弱かかるため、納品は12月を予定している。
カンボジアシェムリアップを訪れる方はぜひ、ひと声かけて頂ければ手配するので、一方いただけると嬉しいです。

※完成までの進捗は別途ブログでアップしていきます。

 

第2弾はカンボジアの農村へ行く旅の途中に起こった驚くべきハプニングについて、「カンボジア空飛ぶタイヤ」というテーマで綴りたいと思う。