農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

【第1弾】カンボジア訪問記~オーダーメイドトゥクトゥクが質屋に~

12月8日(日)に開催される、アンコールワットハーフマラソンに出場するため、カンボジアシェムリアップにやって来た。
昨年12月に納品された、私が購入したオーダーメイドトゥクトゥクに乗るのを楽しみに空港に到着すると衝撃の事実が発覚した。
なんと、トゥクトゥクのドライバーである友人が金銭的な問題で、そのトゥクトゥクを質屋に入れてしまっていたのだ。。。

f:id:goldenfish8:20190307083606p:plain

昨年、納品されたオーダーメイドトゥクトゥク

詳しく聞いてみると、やむを得ない事情があった。

 

離婚と再婚によって出費が重なる
現在、28歳である友人は、元々、若くから結婚しており、奥さんが居たのである。
しかし、家庭の事情で離婚し、別の方と再婚したとのこと。
その結果、離婚に要する費用と結婚に要する費用が重なった。
さらに、奥さんが妊娠したため、奥さんの稼ぎが途絶えたため、やむを得ず、資金繰りのため、質屋へトゥクトゥクを入れ、400ドルを手にしたとのこと。
今は、別の友人から月20ドルで古いトゥクトゥクを借りて仕事をしている。

f:id:goldenfish8:20191208192511p:plain

代替のトゥクトゥクで仕事をしている

 

シェムリアップへの旅行客が減っている!?
個人的な理由もさることながら、国の事情も大きく起因しているようである。
それは、シェムリアップへの外国人観光客が今年は大きく減少していること。
特に中国からの観光客が減少している模様。
原因は政府の政策が起因している可能性が高い。
実は、カンボジア政府と中国政府の繋がりは年々強くなっており、アンコールワットがあるシェムリアップではなく、首都プノンペン近郊のシアヌークなどへの投資が活発とのこと
ある意味、中国の植民地化が進んでいるような印象である。

 

とは言っても、完全に失ったわけではなく、友人も「しっかり稼いで来月には取り戻す」と意気込んでいる。

12月は気候も涼しく、多くの旅行客が訪れるため、しっかり働いて、再び、きれいなトゥクトゥクで仕事をしてくれることを祈るばかりである。