農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

【番外編】ベトナムで新種発見

年末から年始にかけて、陸路を使って4泊7日のベトナムの旅に行って来ました。

その中で見つけた面白い発見と将来の実現したいビジネスを組み合わせて

今回は綴りたいと思います。

 

面白い発見とは、今まで見た事のないいくつもの変わった果物たちです。

最近、徐々に日本でも頭角を現したドラゴンフルーツはもちろんの事

あらゆる珍しい果物が道端で売られていました。

これは日本ではあまり見られない光景です。

f:id:goldenfish8:20130103161747j:plain 

 

まず一つ目の奇妙な果物はカスタードフルーツです。

f:id:goldenfish8:20121230175309j:plain

実際に食べてみるとかなり甘かったです。

調べてみると甘い割にはカロリーはそれほど高くなく、

ミネラルやビタミン類などが豊富で栄養価が高いそうです。

実際に購入してみましたが、一つ20000VDN(1ドル)と

ベトナムの物価に比べてやや高く感じました。

後から知ったのですが、外国人価格だったようです・・・

 

 二つ目はレンブ(蓮霧)。

 f:id:goldenfish8:20130101124321j:plain

こちらも値段をふっかけられて、一つ5000VDN(0.25ドル) で

購入する羽目になりました。

こちらは形と色からして、赤いピーマンのようです。

しかし、味と食感はりんごのようでした。

調べてみると栽培するのがすごく難しい果物だそうです。

 

上記に挙げた果物は、私にとっては珍しく、価値のありそうな果物だと感じました。

しかし、あまり売れているようには見えず、値段も普通に買うと安く

儲かりにくいように思いました。

 

その理由として一つ目に感じたのは、道端に並べて売っていても観光客にとっては

見慣れないものでなかなか手を出しにくい点です。

私のように、食べてみたいと思う人も多くいるかと思います。

そこで、いくつもの一口大に切られた果物が詰め込まれた試供品パックを作り、

食べてもらった中から気に入ったものが購入できるような機会を提供すれば

もう少し売り上げを増やせる可能性はあります。

 

二つ目は、収穫したものを加工せずそのまま売っているという事です。

そのまま出荷してしまうとやはり付加価値を付ける事が出来ず、

農家はあまり稼ぐことが出来ません。

そこで、アイスやジュースなどに加工することで付加価値を付け、

美味しいものを提供することで収入を増やせる可能性があると思います。

一つの例として、ココナッツを加工して作ったアイスは格別でした。

f:id:goldenfish8:20130105012850j:plain

 

以上の問題点を改善することで、美味しく価値のある果物の売り上げを伸ばし

農家の方たちに収入機会を提供できる可能性はあると物思いにふけった旅でした。 

なぜ、途上国の農村訪問をすすめるのか

あれは今から4年前の2008年夏、初めて途上国の農村に出掛けた。

当時20歳、農村に行くという目的ではなく、
ただ、何となく大学の友人を見習い「スタディーツアー」に参加した。

 

目次

 

農村でのホームステイで現地語の重要性を体感

目的地はタイのチェンライというバンコクから800kmほど離れた場所。

夜にバンコクの空港に着いてすぐに夜行バスに乗り込み
12時間ほどかけて北部に向かった。

 

1週間のプログラムであったが、その中で一番思い出深いのは
ラフ族という山岳民族の住む村での3日間のホームステイである。

特に、その村に住む子どもたちと遊ぶのはとても楽しかった。
子どもたちは素直で、いつも笑顔で、些細な事でもすぐ笑ってくれた。

 

それが自分の中で想像以上にうれしく、
コミュニケーションをもっと取りたいという気持ちになり、
参加時に配られたしおりにある現地の言葉を積極的に使った。
そのおかげもあってか、より心の距離が近づき仲良くなれた気がした。

 

そのころから現地の言葉を使う重要性を学んだのだと今にして思う。

テレビもなく、娯楽もほとんどないのだが人との関係を一番大切にする
生活スタイルに共感し、農村にはまっていった。

 

農村の生活を通して想像を絶する事実に出会う

しかし、新鮮な生活だと言って笑ってばかりはいられない。
なぜなら、その村には日本では考えられないような問題があったのだ。
それは村で収入が得られないために、
10代半ばの子供(特に娘)を都市に売る家庭が多くあるという事実である。
売られた後は、都市で売春や重労働、考えただけでも恐ろしい・・・

 

確かによくよく見渡してみると、村には小学生くらいの子どもは多くいたが
中学生以上の子どもたちはほとんど居なかった。

新鮮で楽しい生活だと感じて舞い上がり、
その現実を見逃していた自分をそこで初めて恥じた。

実際、一緒に遊んでいた子どもたちも近い将来、
同じ道を辿る可能性は大いにある。

 

その頃から「途上国の農村部に貢献する事で、
収入を得るために子供を売るしかない
という限られた選択肢を広げたい」と思い始めた。

そのため、近い将来、社会起業家として
途上国と日本に貢献できるビジネスモデルを実現する事で、
自分が今までお世話になった村人を含めた農村部と故郷日本に
恩返しをして行きたいと思う。

 

そして、最終的には自分にこのような目標を与えてくれた
ラフ族の子供たちが売られるという可能性を減らしたい。

 

今回は少し長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。
次回はタイの次に出会ったフィリピンでの経験を綴りたいと思います。

 

追記

今回紹介したプログラムは、ミラー財団というタイのNGOが主催しているものです。
もしご興味あれば、現在もツアーを催行しているので
時間のある方は参加してみてほしいと思います。 

http://volunteers.exblog.jp/

もともとブログをやるつもりはなかった・・・

タイトルのとおり、ブログをやることは全く考えていなかった。
なぜなら、私自身、ネットで情報を公開していく事に「抵抗」を感じていたからだ。
しかし、"ある出来事をきっかけ"にその抵抗感はなくなり、ブログ開設するに至った。

 

目次

 

東南アジアの農村訪問が趣味

カンボジアの農村におけるインターンシップを通して、
初めて自分の趣味である農村訪問がマイナー中のマイナーであることに気付いた。
確かに周りで農村に自ら進んで出掛けていく人は居なかったが、
そこまで珍しいものだとは思っていなかった。
そのため、シェムリアップに住む周りの日本の方達から
"農村に行くときの作法"や"農村での原体験"をもっとシェアすべき
という有り難いアドバイスを頂いた。

 

将来の夢に繋がるブログにする

自分自身、将来的には途上国の農村部と日本に貢献できる
ビジネスを実現したいと目論んでいる。
そのビジネスとは、「途上国において農業で雇用を創出し、
生産物を現地で加工し販売したり、日本に輸出したりすることで
社会に貢献する」ということだ。

 

そこで、ブログを書き、カンボジアでの学びや今までの経験を
積極的に発信していくことで、私自身もより学びを深め、
将来のビジネス実現に繋げられることを期待している。

 

ブログの読者への貢献価値は思案中

読んで頂ける読者には、
なぜ、農村部なの?
なぜ、東南アジアなの?
なぜ、日本人なのに海外にまで貢献する必要があるの?
などなど様々な疑問が浮かび上がったと思いますが、
それは次回にしたいと思う。

 

私自身、文章を書くことが元々得意ではなく、
つたない日本語ではありましたが、
お読み頂きありがとうございます。
また、近日中に更新しますのでよろしくお願いします。

はじめに

タイへのスタディーツアーをきっかけに途上国農村訪問に楽しさを見出すようになり、農村を訪問する際にいつもの3倍楽しめるノウハウを伝える事で多くの人達に興味を持ってもらいたいと考え始まったブログです。

コメント大歓迎です。これからどうぞよろしくお願いします!

2012年12月10日