農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

NFT化でレアな農産物が〝トークン〟となる時代へ

「暗号資産へ投資しませんか?」
メタバース銘柄がいま伸びています!」
「NFTアートを今のうちに買っておこう!」

など、最近、ブロックチェーン技術への投資が活況を呈している。

あなたは既に暗号資産への投資を考えているだろうか?
私は、最近、暗号資産を取引するために取引所の口座を開設した。
しかし、結局、取引をせずに今まで過ごしている。

「なぜか?」
それは、ただ暗号資産に投資をするだけでは、
株式投資やFXと大差がなく〝面白味がない〟からである。

「どうせなら、投資してもらえるような商品をつくりたい!」

そんな思いで過ごす中で、新たなアイデアが生まれたので発信することにした。

今回、発信する考えと同じ情報は2022年1月現在、
ネットで探しても見つからない……。
そのため、まだ誰も取り組んでいないアイデアだと思うが、
思い切ってアウトプットしてみる。

f:id:goldenfish8:20220118222835j:plain

ネギがトークンになる時代!?

 

目次

 

まずは「NFT」を掛け合わせてコンテンツをつくる

最近、メディアでもよく取り上げられる「NFT」が
これからの農業をつくる主要な技術だと考える。

著書「農業の常識を超越する Metagri」でも紹介したが、
既存の農業にNFTを掛け合わせると自然と差別化できる。

(生産する農業から想像する農業へ)

 

コンテンツづくりのヒントは〝超規格外〟

「規格外」の言葉は農家からするとネガティブである。
なぜなら、市場の規格から外れた商品のため、
「二束三文」でしか取引されないからである。

ネットで「規格外 農産物」と検索すると、廃棄や加工など
そのままの状態では売れずに、捨てられたり、別の商品に生まれ変わったりしている。

規格外の中には、実は味や栄養価が同等のものが入っていることもよくある話だ。

www3.nhk.or.jp

こんなネガティブな「規格外」を逆転の発想で高付加価値化に成功した事例がある。

1本1万円の極太ネギ、それが「モナリザ

「自称ネギ師」として、がっちりマンデーにも出演され、
メディアでも度々取り上げられるほど注目されている農家がいる。

ねぎびとカンパニー代表の「初代葱師」こと清水寅さんである。 

注目すべきは1本1万円のネギを完売させる実績の持ち主である点だ。

「なぜ、普通は一本30円程度のネギが1万円で売れているのか?」
それは200万本のうち10本程度しか取れない割合……

つまり、年末ジャンボ宝くじの当選確率の割合と同じレベルでしか取れない、
超レアな規格外の〝超極太ネギ〟だからである。

今までの常識では、この〝超極太ネギ〟は規格外品として、市場では取引されない。
しかし、この希少性を武器にして、ブランド商品「モナリザ」を育てあげた。
ターゲットはズバリ〝ネギマニア〟である。(笑)

一つ、希少性を保ち続けている背景は、毎年取れる保証がないことだ。
取れない年は一切の妥協はなく、モナリザを販売しない英断を下す。

ブランド=稼ぎ頭ではない、それが農業

さぞ、モナリザの販売で儲かっているのだろう!
そう勘ぐる方も多いと思う。

しかし、冷静に考えてみる……。
モナリザ10本売っても、売上はたかだか10万円である。
残り200万本をどう販売するかが重要なポイントだ。

モナリザはあくまで〝ブランド商品〟であり、稼ぎ頭ではない。

売上を高めるために、当社が努力している点は
〝高級感のイメージ〟を武器にスーパーのバイヤーと直接交渉していることだ。

当社は一般のネギのように、卸売市場に出荷をしていない。

値段は、相場の3本300円に対して、2本で300円……
なんと、5割増しの強気の価格設定である!

一見、この強気の価格設定は農家さんにとってのみメリットがあるように思われる。
しかし、スーパー側にとっても、実は大きなメリットがある。

ここで、スーパーのビジネスモデルを考えてみたい。
スーパーは製造ではなく小売業の業態である
そのため、手数料収入が主な収益源であるため、
商品単価が上がれば、同じネギを売るにしても、その分、手数料がアップする。

そのため、スーパーとしても同じ仕入数で、同じ棚割を前提とした場合、
割高の商品をたくさん売った方が、結果的に利益も高くなる。

関東では「いなげや」で売られている「初代葱師」のネギ。
ブランドやメディアの効果も相まって売上は右肩上がりを続ける。

 

農業は〝常識を疑った者〟が勝つ世界である。

 

現在、〝儲かる農業〟実現に向けて
「Metagri=Meta(超越)+Agri(農業)」を合言葉に
Kindle出版を続けている。

まず第1弾として、「農業×NFT編」を出版した。
次作は「メタバース編」「DAO編」と常識にとらわれず、
新たな発想で執筆を続けている。
楽しみにして頂けると嬉しいです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。