農情人:食と農の現地情報を発信

農村に訪れたときの体験記や食・農業について綴る

農業はインフラ産業~農作物だけではない農業の可能性~

昨日は「農業は農作物を作るだけではない」をテーマにソーラーシェアリングを紹介した。
今回は「ソーラーシェアリングは地域のインフラとしての機能を果たし、SDGsとの親和性も高い」をテーマに綴る。

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ソーラーシェアリングの可能性
 
目次

 

SDGsとの親和性の高さ

17の目標のうち、少なくとも下記の7つには該当すると考える。
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
13.気候変動に具体的な対策を
17.パートナーシップで目標を達成しよう
ソーラーシェアリングは農作物を作る上に、クリームなエネルギー供給にも貢献するためこれからの時代に適していると考える。
一方で、巨額投資が必要な事業だが、利益はそこまで大きくないため、地域のインフラとしての付加価値に着目して広げていく必要があるかもしれない。
 

地域のインフラとしてのソーラーシェアリング

SDGsの「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」に着目。
今回訪問した「つなぐファーム」がインフラとしてのソーラーシェアリングを意識し始めたのは、2019年9月9日に大型台風が千葉を襲ったことがきっかけ。
当時、災害によって地域で停電が相次ぐ中で、「つなぐファーム」は太陽光発電しているものの、何も貢献出来なかったという苦い経験がある。
もちろんそのときは、電力会社も稼働しておらず、売電自体も出来ず、電力は垂れ流しであった。
その悔しい気持ちをバネにして、現在では、自家発電で電気自動車や草刈り機のような電動農機具を導入し、地域の停電対策にも力を入れている。

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自家発電用の太陽光パネル
これからは「災害時におけるバックアップとしてのソーラーシェアリング」というキーワードで市役所へ提案していくと考えられる。
 

地域住民の巻き込みもキーワードに

SDGsの「3.すべての人に健康と福祉を」「11.住み続けられるまちづくりを」に着目。
ソーラーシェアリングの持続可能性を考えると、地元の方々の協力で地域一丸となることが不可欠。
ただ単に、電気と農作物を売るだけではなかなか事業は続かない。 
「つなぐファーム」では定期的にジャガイモの植え付けや収穫祭のようなイベントを定期的に実施している。
これからは地域の方へ、畑の区画貸しや年パスのような形式で収穫し放題を提供することを考えているとのこと。
「地域の方々が集う場としてのソーラシェアリング」はこれからの新しいテーマ。
実は、来月の6月21日は「太陽光発電の日」として、北半球で一年の中で日照時間がいちばん長く、太陽の恩恵をいちばん受ける日である。
そんな記念日とも掛け合わせながら、認知度や存在感を高めていくことが重要。
私自身も、地域のインフラや教育の観点でソーラシェアリングを広げていくお手伝いをしていきたい。
 
次回は「ソーラーシェアリングにシステムを掛け合わせる」をテーマに綴るので楽しみにしていてください!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。