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NFTを買うのはやっぱり難しい~CNPJ購入への挑戦と失敗~

本日、7月17日はNFT界でかなり注目されているジェネラティブNFTである
「CNPJ(CryptoNinja Partners Jobs)」の発売日であった。

そのNFTの点数はなんと「11,111点」

「1万点も出品されるの!? 供給過多じゃない!?」
そんな声も聞こえてきそうである。

たしかに、NFTを購入している国内の人口は1万人と言われているので、
一人1点の購入割合であれば、入手はそこまで難しくないと感じるだろう。
しかし、発売開始の朝から想像を絶するような購入合戦が繰り広げられ、
結果としては、私は1点も買えずに大敗を喫した。
挑戦した結果、大切な時間とガス代と呼ばれる手数料だけを失ってしまった……。

「買えないって言っても、市場には今でも売られているけど?」
「NFTを買うための購入合戦ってどういうこと?」
「ガス代ってそもそも何?」

そんな疑問を持つ方に向けて、今回、どんな挑戦をした結果
負け戦となったのかを紹介したい。
今後、NFT購入を検討されている方にとって有益な情報となるはずだ。

 

目次

 

資金も蓄えて準備はバッチリ……のはずだった

今回、発売されたNFTには親となるNFTが存在した。
その名は「CNP(CryptoNinja Partners)」。
こちらは、22,222点も発行されたジェネラティブNFTである。

参考のため、こちらのNFT発売当初である5月15日時点では数千円で取引されていた。
その後、価格がどんどん上昇していき、今では10万円程で売られている。

そんな親玉から生まれた、「CNPJ(CryptoNinja Partners Jobs)」。
さすがに、初値は1万円ほどであると予想して10点くらい買う意気込みで予算を準備した。
発売開始は7月17日の朝9時過ぎであったため、購入の準備に取り掛かったのだ。

いざ出陣へ~1回目の挑戦~

購入のために、NFTを複数まとめ買いできるサイトに行き、出品が始まるタイミングを今か今かと心待ちにしていた。

gem.xyz

時間になり、少しずつ、NFTが出品され始めてきた。

ついに出品され始めたNFTたち

価格は予想を少し上回り、2万円程度(0.1ETH)の出品価格であった。

「高い!!」

少したじろいだが、まずは1点買うことが大事と考え2万円(0.1ETH)のNFTの購入を試みた。
すると、エラーのメッセージが返ってきた。
同一NFTの購入に挑戦した方が多数いたためか、処理の問題で空振りした。

1回目:0.1ETHのNFTを買えずにガス代だけ失う

ただ、空振りするだけなら痛手はないが、スマートコントラクトの性質上、申請するためにガス代と呼ばれる承認作業の手数料が発生してします。
空振りにより、600円程度($4.47)のガス代を無駄に消費してしまった。

ガス代を積み増ししてスピードアップで勝負~2回目の挑戦~

例えガス代を無駄にしても悔しがっている暇はなかった。
勝負は始まったばかり。。。
再度、購入の挑戦をするのみであった。
出品状況を見ていると、先ほどより安い1.5万円(0.08ETH)のNFTを発見した。
すかさず、買い注文を入れた。
1回目の反省を生かして、ガス代を高めに設定して優先的に認証手続きをしてもらうように手続きをした。

しかし……
結果はあえなく失敗。

2回目も再び空振り

再び空振りして、700円程度($4.81)のガス代だけを浪費した。

「予算を上げないと買えずに終わってしまう」

そんな焦りから、購入予算を当初の倍以上に引き上げて4万円(0.2ETH)とした。

予算を引き上げても追いつかず~3回目の挑戦~

「3度目の正直」

そんな気持ちで倍増した予算をもとに、4万円(0.2ETH)のNFTへ買い注文を入れた。
しかし、時は既に遅し……
相場はさらに上を行っていたため、4万円(0.2ETH)でも競争が激しすぎて購入には至らず。

3回目も空振り

例にもれず600円程度($3.66)のガス代だけを浪費した。

「空振り三振アウト」

そんな声が聞こえてくるようであった。
負けず嫌いの性分からすると、さらに予算を引き上げて勝負をするところであった。
しかし、いったん、冷静になった。

「自分は4万円以上支払って本当にこのNFTが欲しいのか?」

準備した資金であれば1点あたりの予算を引き上げれば数点は買えていた。
しかし、想像を遥かに上回る割高な相場であり、高値掴みの危険性を察知した。

「休むも相場」

過去に株式や先物取引やFXをやっていた時の勘のようなものかもしれない。
そんな格言が頭に浮かんだ。
相場の先行きが不透明な場合や、形勢が不利なときは次の好機が来るまで模様を眺める戦術である。

3回のガス代で計1,200円($9.28)を浪費し、買わないことを意思決定した。

CNPやCNPJの凄さを体感

実は、私もNFTは出品している立場である。
出品点数は20点であり、1点あたり1万円弱(0.05ETH)であり、CNPJよりも圧倒的に格下である。
買いたくても買えない人が現れる大人気NFTがある一方で、
単価も数量も低いにも関わらず売れないNFTが存在する。

正直、NFTを出すことは、調べれば誰でもできる。

しかし、売るための戦略を立てて実行して結果を出すのは一筋縄ではいかない。

今回、CNPJを買うことができなかった。
が、しかし、このような買い手が殺到する市場を形成するために、
マーケターやクリエイターたちが実行してきた戦術は可能な限り追ってきた。

その学びを次回発行予定の「トマト×NFT」にしっかり生かしていきたい。

ぜひ、農情人が次回に実行するプロジェクトがどんな結果になるか期待していてほしい。
今までの経験や失敗を生かして、農業界で先駆けて新たな道を切り開いていく。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。