貸し農園でイチゴを高密植で栽培
かねてから検討していた近所の貸し農園を、ついに契約して運営を開始した。
10m2のスペースに4つの畝があり、複数の作物を栽培するルールとのこと。
今回、契約した区画は日当たりが良くないとのことで、一般的には月額1万円はするところ、30%の値引きを頂けた。
以前に訪問した際、葉物以外でもイチゴも栽培可能と聞き、そこも魅力に感じた。
早速、定植を開始しようとしたところ、イチゴは特別なオプションで苗の準備のため1ヶ月前から予約が必要とのこと。予約していない方向けにはサヤエンドウの定植が一般的とのこと。
どうしてもイチゴの栽培を諦められなかったため、自身で苗の調達を検討することに。
早速、近所のホームセンターに問い合わせを開始。
なんと、奇跡的に「章姫」と「とちおとめ」の苗を扱うホームセンターに巡り合った。
農園から2kmの距離を自転車で飛ばし、苗を買いに行った。
それぞれ9苗ずつ購入し、計18苗で4千円の支払いを終え、すぐさま自転車のカゴに詰め込み、農園に自転車を飛ばして戻る。
時間は夕方の4時を過ぎており、日が沈みかけていたため、あわてて定植を開始。
焦りながらも慎重にマルチ穴あけ器で一つ一つ穴を地道に開けていく。
苗カップから取り出し、クラウンの向きに注意しながら定植。
一つの畝に対して、苗間を10cm強と、一般的な推奨値20cmと比べてかなり狭めて18苗を密集で定植し、なんとか日が沈む前に作業を終えることができた。
収穫予定は来年5月であり、露地栽培の場合、冬場は越冬させながら、株を大きくすることが目的のため、防虫ネットなしで株育成していく。
当農園は農薬は禁止されているため、害虫の被害は免れないが、葉を食べられたとしても、葉は可食部ではなく、致命的なダメージでもないため、自然に任せて栽培する。
高密植の栽培が吉と出るか凶と出るか、これからの生育が楽しみである。
【書評】「ビジネスパーソンの新・兼業農家論」を読んだ学び
都市と農村の関係性
都市⇔農村の暮らしをやってみて「これはまるでサウナと水風呂のような関係性」でどちらも絶対に必要な存在であるということに気づいた。都市というのは、人類が昔から想像してきた未来のカタチなんだろうと思う。対して、農村は人類が忘れてはいけない自然との調和を理解させてくれる場所なんだと思う。そして、両方で暮らしてみると「便利さ」と「不便さ」の間に豊かさを感じるようになった。
農協の役割とは?
農協は全国配送を実現するための物流や作物の等級を仕分ける役割として、大いに役に立ってきた。
一方で、基本的には相場価格で全量買い取り、手数料8%を差し引いた額を農家へ支払うという、販売に対する努力が不要となる仕組みを作ってしまった。
他のビジネスであれば個人事業として、生計を立てるには、販売活動は必須であるが、農業ビジネスは農協を経由させると、販売活動が不要となるという他業種から考えると異例である。
今でこそ、ECでの直販や、外食チェーンとの契約栽培が増えてきているが、まだまだ、直販の割合は低く、全体の約8割が卸売市場経由での販売である。
食品流通段階別価格形成調査(青果物調査)より
直販率を上げることは、手間は増えるが、作物の売り単価を上げたり、経費を下げる努力の余地が増えるため、やり方次第では農家の手取りを増やすことに貢献する。
特に、ポケットマルシェというサービスは生産者と顧客の繋がりを構築する、大きな役割を果たしている。
顧客が生産者と直接繋がりを持ち、生産者から声を聞けることで、食べるだけでなく、収穫までのストーリーも一緒に想像しながら味わえる。特に、子どもの食育には生産の様子を伝えることは有益と考える。
大量生産しなくても儲かる仕組みは作れるか?
0・5haで年商1000万円を基準にする
本書では、事業計画よりも、「どんな農を目指したいか?」 をシンプルに明確化し、自身の目指す農業のあるべき姿を設定すべきと伝えている。というのも、農業ライフは決まった枠組みや答えはないため、自身で生き方をデザインすることが重要。
自分の場合は、毎朝を楽しみに、日の出とともに起き、新鮮でとれたての食材を家族と友人で分かち合い、食事を楽しむ、自然と調和した暮らしをしたいと考える。
自身の生き方を定義した上で、生計を立てるため、農業としてあまり大きな規模ではない、5,000m2程度の田畑のサイズであっても、1000万円の売上を目標とする事業計画が必要と述べている。
これから私自身も著者と同様に様々な農家と出会いながら、自身の農業との関わりをデザインしていきたいと思う。
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スマートペンのすすめ
今回、書評を準備するにあたり、「Smartpen」というツールを用いて、専用ノートに手書きでまとめた内容をOCRでデジタル化した。
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本を読みながらだと、紙に書いた方がまとめやすく、思考も整理でき、全体を俯瞰できる。一方で、まとめたノートを電子化するには、写真で撮影する手間や、文字起こしする手間が発生するが、このツールを用いれば8割の精度※で自動でデジタル化できるのでとても便利である。
(私は字が汚いが、字がきれいな方は9割以上も実現できると考える。)
思考を整理したり、本をまとめたり、絵を描くのは紙に落とし込みたいが、デジタル化する際の手間が面倒と感じている方にはぜひ一度試してもらえると幸いである。
片手間農業の貸し農園はコロナ疲れの救世主!?
【番外編】パークハイアット東京のマンゴービールを買い占めた話
「こんな美味しいビールが存在したのか!」
いまから1年前に、北千住のあるビアバーでマンゴービールに出会った。
初めてマンゴービールを味わってから、
心の奥底でまた飲みたいと考えることが多々あった。
そんなとき、ふと「どこかで飲めるところはないな?」と思い立ち、
インターネットで探してみた。
日本においてはマンゴーが収穫できるシーズンは7月の終わりまで。
現在9月、シーズン外なのでさすがに無いとは思ったが"ダメ元"で調べてみた。
なんと、パークハイアット東京@新宿で
期間限定で2020年9月30日まで提供しているという情報を発見!
早速、行ってみることに♪
目次
マンゴービールを求めて、急遽、千葉から新宿へ行ったが・・・
週末であったため、混んでる可能性は想像できた。
予約を試みたが、事前予約は受け付けていないという情報を発見した。
新宿駅から1kmくらいの距離で、雨天ということも有り、
さすがに満席で入れないことはないと高を括り、現地に向かった。
お店の最終入店時間は19時までで。
その30分前の18時半に到着し入り口に差し掛かると、まさかの満席。。。
店主に待ち時間を確認すると、
「2組待ちです。
最終入店時間の19時までに空きが出ない場合は入れない可能性があります」
と厳しい現実を突きつけられた。
ここまでマンゴービールを1年越しに味わうことを目標に来たからには少しくらいの待ち時間は気にならず、電話番号を伝え予約して、店舗から離れてあたりをぶらぶらして待つことに。
結果、19時になり電話が鳴らず、絶望感を味わう結果に。。。
諦めずに粘った結果、念願のマンゴービールへ
諦めきれず、再度、店舗に行って
店主に「今日はマンゴービールを味わうことが出来ないですか?」
と聞いてみた。
すると、私の順番は次のところまで来ており、
一組の顧客が出たら通すことが出来るとの朗報頂いた♪
入店できる幸運に感謝し、喜んで期待してさらに待つことにした。
すると、15分後にようやく席が空き、念願の店内に入ることが出来た。
店主もここまで待ち焦がれて、味わう顧客がいなかったのか、席に着くなり、ビールに対する熱い想いを熱弁してくれ、自分もかなり期待が高まった。
今回、頂いたビールは神奈川にある厚木のサンクトビアガーデンが
期間限定で作ったビールである。
店主の話によると、マンゴービールは他のビールと違い、
樽ごとの味わいや色合いが異なるため、毎回新たな味わいが楽しめるとのこと。
味はしっかりとマンゴーの甘みを残した「デザートビール」のような味わいで
とても美味しく、やはり”今までにないビールの味わい”であった。
とても美味しかったが、9月いっぱいで提供が終わるとのことで、
ネットで調べても他に味わえるところが無く、
次飲める日がいつ来るか分からず、寂しい思いをしていた。
すると、店主から「瓶でも販売しています」という朗報を頂く。
大人買いで買い占め騒動に
「1年間も心の奥底で恋い焦がれていたマンゴービールを家にお持ち帰りできる」
「これを逃したら、また、1年間会えなくなる」
そう考えると、数本だけ買うという選択肢はなかった。
月に1本は飲みたいし、友人へのプレゼントにも必要になるという考えで、
”15本を大人買い”することを決めた。
店主に値段を聞くと、550円/1本とのこと。
少し高いが、予定通り15本を計8,250円で購入することに。
そこから閉店間際の店内で、過剰な包装が始まった。
その際中に店主が私の席に訪れ、
「申し訳ございません、残り9本しか無い状況です。」と、
まさかの在庫を超える注文した現実にぶつかった。
結果的に、店内にある在庫を全て買い占める結果になった。
話は長くなったが、マンゴーとビールの組み合わせは想像以上!
将来的には、もっと美味しいマンゴービールを
1年中供給できる体制を整えたいと思った1日であった。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
タイの農村で手作り地酒と踊りでおもてなし。
1月24日は旧正月の大晴日。タイの北部チェンマイにある、村に訪問し、大晦日のイベントに参加した。
チェンマイの街から60kmの場所にある村のため、バイクで2時間くらいかけて移動した。昼過ぎに出発したため、到着時は夕方であった。
村にすぐに溶け込むため、民族衣装を買うことをすすめられたため、道中のお店に立ち寄った。店内を見渡すと女性物のような派手なズボンしか見つからず、男性用のズボンはどこかと聞いたら、全て男性用のスボンとのことでとても驚いた。
少し派手で日常に使うことは、はばかられるが、1着購入することにした。1着200THB(約700円)とユニクロのエアリズムくらいの価格である。
到着早々、村の方々が、各家庭にて独自で作ったとうもろこしのお酒で歓待を受けた。
度数はかなり高く40度を超えていると思われる。焼酎のような味である。
実は、村で踊ることは、昔は異性と出会う数少ない機会の一つであったため、若かりし頃に思いを馳せて踊っているとのことであった。
参加するからには、自分も一緒に踊りに参加することに。
とはいっても、村独特の踊りのため、始めはステップが分からず戸惑った。
よくよく見てみると、踊りのステップは大きく分けて3種類であり、1時間ほど試行錯誤しながら、見よう見まねで動きを合わせる中で体得できた。
踊りを体得し、輪になって踊っていると、合間合間に先程のとうもろこしのお酒をすすめられ、ひたすら飲んで踊ってを繰り返す祭りであった。
言葉はまだ勉強し始めたばかりであったため、言語でのコミュニケーションは難しいが、踊りながらだったので、どちらかというと表情での非言語コミュニケーションで、村の一員になれた気がした。
年に1回の一大イベントに参加することができて、非常に恵まれた農村訪問であった。
来年もまた遊びにいきたいものである。