農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

これからの農業はタネからネタを収穫する!

タネを植えて農作物を収穫する……

これが農業の当たり前であった。
しかし、農作物の収穫と販売で儲けることは難しい。

そこで、「タネから〝ネタ〟を収穫する」をテーマに
農作物に加えて「農業コンテンツを販売する重要性」を紹介したい。

特に、次のような方にこそ読んでいただきたい。

✓ これから農業に参入したい方
✓ 農業で新たな収益源を得たい方
✓ 農業マーケティングを強化したい方

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タネからネタを収穫する発想

今回は、「Z世代」と呼ばれる次世代を担う若者に焦点を当てている
「Z世代」について詳しく知りたい方は次の本がオススメである。

 

目次

農業は「Z世代」が活躍する時代

農業に関わっている人々のイメージは、
年配の方が強いだろう。

そのため、若い人が農業に取り組んでいる
イメージはなかなか湧きにくい。
若い人が就農する割合は非常に少ないのが現状だ。

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農業従事者数推移

そんな中、若い人が農業に新しい価値を生み出しており、
農業の在り方に変革を起こしている。

「農業を仕事にする」とは、一般的に育てた農作物を売ることを指す。
しかし、近年は農作物ではなく〝コンテンツ〟を売ることで
生計を立てる若者が増えているのだ。
ここでいうコンテンツとは、
農業の自然でリアルな様子を
それぞれ得意な方法で〝ネタ〟にすることを指す。

たとえば、動画制作が得意な若者は、
農業をコンテンツとして、YouTubeTikTokで発信している。

写真撮影が得意な若者は、
Instagramで農業をオシャレに伝えている。

ライティングが得意な若者は、
Kindle出版やクラウドファンディング
農業をコンテンツとして情報発信している。

その他、田んぼアート観光農園のような
イベントを積極的に開催する若者もいる。

小さな農園でも〝ネタ〟は収穫できる

コンテンツとなる農作業の風景や育てる農作物は、
必ずしも大規模である必要はない。

低予算で手軽に始められる
小規模、かつ、カンタンに栽培できる農作物でも、
コンテンツとして輝くのである。

オススメは、育てている人が少ない物珍しい農作物である。

あなたは「マコモダケ」をご存知だろうか。

「タケ」が名前に入っている可愛い名前であるがキノコの仲間ではない。

foodslink.jp

筍とエリンギを足したような食感で、
味にクセがなく、アクもない野菜である。
非常に珍しく、育てていること自体が〝ネタ〟になるだろう。

SNSで注目を浴びたいと考えている人には、
「栽培者が少ない農作物」をコンテンツとすることをオススメする。

農業をコンテンツとする中で、
対象となる物は農作物だけではない。

農業に関わるすべての「モノ」が、
動画制作やイベントのコンテンツとなり得るのである。
農作業中に出会う昆虫であったり、
土の特色であったり、
はたまた季節ごとの特徴であったり……。

農業を取り巻く環境は時々刻々と変化するため、
自然に〝ネタ〟が集まることが農業の魅力だ。

人工的に作り出すのではなく、自然の変化がコンテンツとなるのだ。

このように農業には他のコンテンツにはない魅力があり、
これが農業の素晴らしさだと言える。

農業に革命を起こす「Z世代農家」

農業に関わる若者が農作物を売るのではなく、
農業というコンテンツを売っていると述べてきた。

しかし、農業がさまざまな媒体においてコンテンツになると言っても、
事例がないとイメージが湧きにくいだろう。

そこで、実際に農業でネタを収穫して活躍している
「Z世代農家」の取り組みをご紹介しよう。

世界中でバズる5万フォロワーの稲穂兄弟

まずは、愛知県で就農する稲穂兄弟を紹介する。

発信媒体はショートムービーのTikTokである。

「借りぐらしのアニキと弟(@naorice01)」と
「農家のKT(@nouka_no_kt)」という
2つのTikTokアカウントを運営している。

特に、「借りぐらしのアニキと弟」は、
全世界で5万近くのフォロワーが存在する。

発信内容は、兄弟で日常を投稿しており、
農家のKTでは農業に興味のある人に向けて、農業のリアルを伝えている。

稲穂兄弟が育てている農作物は農薬不使用のお米である。
「稲穂兄弟」のネーミングは栽培しているお米が由来だと想像できる。

「農業のあるある」や「農業女子はバズる?」など
オススメ動画に流れてきたら、ついつい目を止めてしまう動画の数々である。

非常にクオリティが高く面白い動画のため、ぜひ視聴してみて欲しい。

www.tiktok.com

農業女子は やっぱり映える

続いては、福井県で農業に従事する農業姉妹
「近ちゃんふぁーむ(@konchanfarm74)」である。
農業女子のリアルをTikTokに投稿している。

収穫や出荷の様子を動画にしているため、
農業の具体的な仕事を動画を通して学ぶことができる。

また、女性2人が農業をしている姿から、
あなたの農業に対するイメージは一変するだろう。

Z世代の女性に農業の魅力を届けたい方は、
ぜひSNSのアカウントと動かす方に女性を採用してみてはどうだろうか。

まずはTikTokに挑戦すべし!

以上の事例から、Z世代へ農業のリアルを届けたいのであれば、
若い人がこぞって使うサービスを選択すべきである。

受け手側が起こすアクションが少ないほど最初の一歩は踏み出しやすい。

その現代的なサービスがまさにTikTokである。

TikTokはオススメで流行りの動画が自動的に流れてくるため、
これまで農業に触れてこなかった人々へも農業を届けることが可能だ。

しかし、現代は世界の砂の数より情報が多い、情報化社会である。
※参考:書籍「ファンベース~支持され、愛され、長く売れ続けるために~」

 

さまざまなジャンルの動画が溢れているTikTokで、
目に留まる動画を作ることは一筋縄ではいかないろう。

いくらオススメ一覧に掲載されて、再生回数が多い動画でも
若者に「スルー」されてしまっては意味がない。

オススメに流れてくる動画を最後まで見るかどうかは、
「最初の1、2秒で決まる!」といっても過言ではない。

ただ、最初の1、2秒で注目を浴びたとしても、
再生時間が長すぎると最後まで見てもらえない。

尺の長さは30秒程度が適切であろう。

TikTokを媒体とすることで
「Z世代」に農業をより身近な存在として伝えられるはずだ。

 

「では、どうやってTikTokで情報発信すればよいのか?」

詳しくは「Z世代×農業」をテーマにしたKindle出版で紹介予定である。
他にはない情報を盛り込むため期待していただきたい。

amzn.to

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。