フィリピンの田舎と都市【第1弾】
今回は、3年ぶりに5泊6日で行ってきたフィリピン旅行に関して2部にわたって綴ります。
フィリピンの都市と田舎における野菜の市場を調べてきた。
第1部は田舎における野菜の市場についてまとめる。
場所はパナイ島と呼ばれる、首都マニラから飛行機で1時間(600km)ほどのところへ訪問した。
田舎といっても、SM cityやRobinsons Mallsというフィリピンの企業が運営する大きなショッピングセンターが多数存在。
(建設中のビジネス・パーク)
さらに、主要道路に関してもかなり整備されており、移動はジプニーと呼ばれる乗合いの車でほとんどの場所に移動できる。
(ジプニー)
今回は、中流~上流層が主に利用するショッピングセンター内の野菜の市場価格について調査した。
リーフレタス:170円/パック(70g)⇒2210円/kg
結球レタス 140円/玉(100g)⇒(1430円/kg)
バジル 100円/パック(60g)⇒1690円/kg
いちご 800円/パック(350g)⇒2540円/kg
お気付きの通り、日本人の感覚からすると葉物野菜の価格はほぼ同等である。
しかし、フィリピンの一般的な所得に対する葉物野菜の価格はかなり高いのが実情だ。
というのも、一般的にフィリピンの物価は日本の1/3~1/5と言われている。
下記、一般的な食材の価格を記載する。(日本の価格)
鶏肉 280円/kg(1,000円/kg)
お米 100円/kg(400円/kg)
ビール 70円/320ml瓶(200円/350ml缶)
一般的な商品価格は日本と比べると、かなり安いことがわかる。
さらに、アルバイトに関しては700~800円/日と、日本の1/10程度の給料しか稼ぐことができない。
※パナイ島の最低賃金は700円/日
そんな一般的な賃金や物価から考えると葉物野菜の高さは極めて高い。
実際に、農村に住む家族にレタスのような葉物野菜に関して聞いたところ、大きさが小さい割に高いためほとんど購入することはないとのこと。
(一般的な家庭料理。ごはん/肉/魚)
実際に食べる場合は、ピザハットのようなレストランに行ったときに特別に食べるぜいたく品のような感覚である。
田舎の一般家庭においては野菜はほとんど食す機会がないことが分かった。
次回は首都マニラにおける食実情について綴りたいと思う。