農情人:食と農の現地情報を発信

農村に訪れたときの体験記や食・農業について綴る

善意で買ってもらえるのは1回限り!? 一発本番のクラウドファンディング!

善意だけで買ってもらう商品やサービスは長続きしないということです。お客さんは、最初は社会貢献という意味合いで買ってくれることがありますが、1回買うとその善意は満たされてしまい、単発的な関係で終わってしまうことも少なくありません。「社会貢献になるから買う」だけではなく、シンプルに「モノがいいから、サービスがいいから買う」という要素がないと、選び続けてもらえないのです。

これは、社会課題を解決することを追及し続けているボーダレスジャパンの田口社長の言葉である。

クラウドファンディングに挑戦する中で、この田口社長の言葉は身に染みて実感する。
というのも、現在、挑戦しているクラウドファンディングも親しい方々へお願いして支援してもらっている。
支援頂いた後が本当の勝負であり、商品次第では二度目はもうない崖っぷち状態。

ソーシャルビジネスは利益を出すのは大前提

皆さんはソーシャルビジネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
世界で言うと、バングラデシュグラミン銀行が始めた「マイクロファイナンス」が有名である。
ビジネスモデルは貧困層向けに無担保で融資するというものである。
金利は年20%と、日本で言うと消費者金融よりも高いが途上国の場合、市場の伸びを考えると適正な金利らしい。
返済を確実にするために、血縁関係の無い5人組のグループに貸し付ける「グループ貸付」の制度を取り入れている。
結果、貧困層でもお金を借りる機会を提供し、グラミン銀行金利で大きく利益を上げていく。
このようにソーシャルビジネスは利益を上げながら、社会課題を解決していくビジネスモデルである。
 

ソーシャルビジネスだけで55億を売り上げる会社

ボーダレスジャパンは2007年創業で2021年の現時点で、15か国に40社を束ねる会社である。
ビジネスの内容は衣類から農業から電力事業まで多種多様である。
事業は多様であるがコンセプトはただ一つ、「ソーシャルビジネス」しかやらないこと
 

ミャンマーで生産したハーブでバカ売れするハーブティーを実現

NPOや財団法人ではないため、社会課題を解決して助成金や寄附で生計を立てるわけではない。そして、社会課題を解決しながら利益を上げることはハードルはかなり高い。
なぜなら、資本主義は「効率を追求」したその先に利益が出る仕組みであるからだ。
例えば、農業事業の場合、都市近郊の消費地近くの方が中山間地の田舎より販売の面から有利である。
しかし、現在、田舎の高齢農家が管理しきれなくなった遊休地が増加しているという社会課題が存在する。
その遊休地を再利用して農業事業を実現することを構想した場合、どうしても効率の観点では不利となる。
そんな逆境をはね返してビジネスモデルを構築するのがボーダレスジャパンの信念であり強みである。
ボーダレスジャパンの事業の一つに「AMOMA」という妊婦さん向けハーブティーの生産販売事業がある。

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ミャンマーの農村
特徴としては大きく2つある。
1.妊婦さん向けのハーブティー市場を新規開拓
2.ハーブはミャンマーの農村で生産
ハーブティーの売上は年商10億を超え、ミャンマーの農村で200人以上の農家へ収入機会を提供している。
社会課題は、ミャンマーリンレイ村でタバコの葉を生産する農家が、農薬を大量に使い健康被害を受け、低収入を余儀なくされていたというもの。
その農家へハーブの生産指導を提供し、農薬を使わない持続可能な方法で農業に従事できる環境を実現した。
 

では、クラウドファンディングではどんな社会課題を解決するのか

今回、山口県宇部市でトマトの生産に携わる三浦農園の支援を実施する。
三浦農園の特徴は持続可能な生産方法の構築に注力している点である。
持続可能な農業を実現するためには、水の無駄な使用を抑えて長期的に土壌を活用することが必要。
水に関して、三浦農園では灌水チューブにより点滴で水やりをしている。

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灌水チューブのイメージ
この技術は国土の半分以上が砂漠である「イスラエル」で生まれた技術である。
そのため、大事な資源である水の使用を抑えることができ、露地栽培より安定して水を供給可能。
また、土壌はヤシガラ培土を使っているため繰り返し同じ土地でトマトを生産し続けることが可能。
(一般的な土壌は、繰り返し作ると連作障害が発生するため生産作物を変更する必要)
 
このような「持続可能な農業」の実現に向けて、三浦農園では日々研究を続けている。
限られた資源で場所を選ばずに生産し続ける農法の実現は社会課題の解決に直結する。
そして、そんな農法でできたトマトがこの上なく美味しいという、生産方法だけでなく、商品力にも優れている1品である。

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一度食べたらもう戻れない。。。
クラウドファンディングでは善意で買ってもらうことが前提となるが、一度買って頂いた方には後悔させません。
ソーシャルビジネス実現に向けて、クラウドファンディングを実施しているのでご協力頂けると嬉しいです。
 
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。