農情人:農業は「創造業」~Metagri(メタグリ)実現へ~

新たな農業のカタチの実現を目指して「Metagri(メタグリ)」をキーワードに活動

クラウドファンディングはデメリットも多い!?~それでも挑戦する理由~

クラウドファンディングという資金調達方法は流行っているのは確か。
皆さんはクラウドファンディングの成功率はどの程度かご存知でしょうか?

foundplanner.com

サービスによって異なるが60~70%とのことです。
正直、想定より高い成功率だなと感じています。

クラウドファンディングでの資金調達はメリットも大きいがデメリットやリスクも多々あると感じている。
例えば、「支援者に頭を下げて何度かお願いする」「出資してもらうからには大きな責任を伴う」「自身の信用貯金を消費する」「失敗したら笑い者にされて恥ずかしい」「準備はもちろん、リターンの準備にも時間がかかる」などなど挙げるとキリがない

それでもなお、今回、クラウドファンディングに挑戦するに至った経緯を紹介したいと思います。

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クラウドファンディング挑戦中

https://eat-note.com/crowdfunding1/


目次

 

美味しすぎるトマトを作っても儲からないのはおかしい!?

今回、クラウドファンディングで資金調達する目的は山口県宇部市で作るトマトを多くの方々へ届け、「儲かる農業」を証明したいという想いがある。
現在、農家の三浦さんは6アールという限られた面積で山口県内で売り切ってしまう。(6アールは600m2で学校の体育館くらいの面積である。)

私自身、初めて食べたときの感動はもちろん、「一度食べたらもう戻れない」と言っても過言ではないくらい他にない味わいであった。
そんな美味すぎるトマトを作る農家さんはさぞ儲かっていると想像していた。
しかし、実際は生産量が限られているということもあり、労働の対価としては全く見合っていない収入である事実に驚愕した。
こんなに美味しいトマトをもっと広めたい、そして、そんなトマトを作る農家さんがしっかり儲かる仕組みが重要と強く感じた。

どうすれば儲かるのか!?

答えは正直ない。
農業は食糧を生産する仕事のため、国としては低価格に維持したいという思惑がある。
そのため、いくら絶品のトマトであっても1玉1000円で売れ続けるのは現実的ではない。そのため、いかに共感頂ける方、トマトのファンになって頂いた方に継続的に市場価格より割高でも買ってもらい続ける仕組みが重要。
私が儲かる農業として意識しているのは「寺坂農園」さんである。
著書「農家はつらいよ」で農業の表裏を赤裸々に公開されているが、この富良野でメロンを作っている寺坂さんは農家の理想の形である。

メロン1玉を平均3000円(市場の5~10倍の値段)で3万玉販売している。
富良野訪問した際もお話を聞かせていただき、「生産量は減らしていく」という逆転の発想が記憶に深い。
(生産量を減らすことで、限定感を演出して単価を上げていく方針とのこと)

美味しいトマトができるのは「偶然が重なって出来た結果」

トマト農家三浦さんのご本人は「偶然が重なって出来た結果でしかない。」としきりに仰る。しかし、私はトマトが美味しいのは必然と感じている。
それは、毎年のように、どんな大きな壁にぶつかっても諦めることなく、トマトと向き合い続けているからである。
苦労を重ねて出来上がった「汗と涙の結晶のトマト」であると言っても過言ではない。

今回はそんな地元では有名で入手困難な奇跡のトマトの増産に向けてクラウドファンディングを実施する。
クラウドファンディングというと、著名な方やインフルエンサーが実施して成功するもので、素人ではなかなか難しいのが実情。
特に、トマトを増産するというありきたりな目的で資金を募るのはかなり困難である。

そこで、今回は「トマトズキッズプロジェクト」として、次世代を担うお子様にこそ食べて頂きたいトマトとしてクラウドファンディングへ挑戦する。

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クラウドファンディング実施!

 

トマト嫌いが好きになるほどの美味しいトマトを目指して!

今回、クラウドファンディング実施により、トマト嫌いのお子様が好きになるトマトの生産を目指す。
もちろん、トマト嫌いが好きになるほどのトマトというとかなりハードルは上がる。
しかし、「高いハードル」にこそ、クラウドファンディングに挑戦する価値があると考える。
また、儲かる農業は、今までにない新たな価値を創り上げることがスタートラインと考えている。
もし、今回のクラウドファンディングに賛同頂ける方がいらっしゃったら、サイトから応援頂けると嬉しいです。

三浦農園クラウドファンディング

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。